10大面接回答ポイント解説!~マッキンゼー内定者の面接実例!

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マッキンゼー、BCG、ベインといった外資系コンサルティングファームへの志望動機で気をつけたいポイントを、失敗例を元に解説します。以下では面接で聞かれる典型的な10の質問に対し、マッキンゼー内定者が回答した内容をもとに解説します。

大学/大学院(東京大学大学院)  
学部(理学系研究科) 
氏名   (TM)
第一志望はどの会社ですか? 
(マッキンゼー・アンド・カンパニー)

なぜこの会社を志望していますか?

候補者回答

「プロ意識•プライドの高さ」に魅力を感じたためです。

これは自分に甘えを許さず、飽くなき向上心を維持させるものです。また、個々の意見の衝突を繰り返しながら、グループ全体でより良い提案を生む環境と考えております。

その会社に活かせる、あなたの強みは何ですか?具体的にお答え下さい。

候補者回答

クライアントの方と一緒になって、将来に対しての課題や現状における困難な問題について、真剣に議論することにやりがいや喜びを感じることです。

これまでを振り返って、自分が最も意欲をもって取り組める場面は、自分が取り組む結果として自分のみならず、自分を信頼してくれる他者の利益にもなるというシチュエーションだと分析しております。

あなたの弱みは何ですか?

候補者回答

プレゼンテーション時に、真面目に発表し過ぎてしまうことです。論理的に正しいことを考えるあまり、途中で面白い小話や聞き手の方を飽きさせないユーモアあるコメントを挟むことが苦手である。

いままでの人生で、最も大きな達成事項は何ですか?

候補者回答

数値計算の授業で行われたコンペで、次の点が先生と周りの生徒の高い評価を得た事です。

睡眠時間を削ってでもこだわった、自分独自のプログラム・アルゴリズムの作成。ポイントをまとめ、直感的解釈を交えたプレゼンテーション資料の製作。

いままでの人生で、最も難しかった決断は何ですか?

候補者回答

大学3年に進学する際に、「2年間続けてきたアイスホッケー部を続けるか否か」です。大学に入って始めたアイスホッケー部において、2年生の終わりには、プレーヤーとしての活躍と部内の役職(副務)での活動が評価され、翌年の幹部入りが決まっておりました。

その一方で、専門の勉学が楽しくなってきたが時間が十分に割けない苛立ちと、海外に行った事のない視野の狭さを不安視しておりました。結局、部活を止め、三年の夏休み丸々2ヶ月間はカナダを旅し、三年の終わりでは、先にあげた授業のコンペで成果を挙げました。

10年後は何をしていますか?

候補者回答

業界を絞り、国内外の経営に携わりたい。専門分野の候補として半導体製造業もしくは化粧品を考えている。

前者は日本人の器用さを売りに世界でも注目を集める業界であり、また後者はいつの時代も多くの女性が大金をつぎ込む魅力的な産業界だと考えているからです。

他にどのような会社/業界を志望していますか?

候補者回答

ITインフラ業界です。 これから更に世界中に広まっていくIT業界がより浸透するための基盤作りには、“0から1を作る”活動を通して、自分の技術の向上および、ITの利器を利用する方の生活が豊かになることを感じ取れる業界だと理解しております。

あなたを弊社が、雇わなければならない理由は何ですか?

候補者回答

理由は以下の2点です
・挑戦し続けることで自分の価値を高めてきた私は、多彩なタレントが集う中で、より多くのアウトプットを出す可能性があります。
・ リスクの高い仕事や強いストレスのかかる業務であっても、持ち前のガッツで乗り切れます。

最後に何か、質問はありますか?(会社にどのような質問をしていますか?)

候補者回答

(社長や幹部役員の方ではなく、比較的若手の社員の方に質問すると想定させていただきます)
御社の研究を進めるうちに様々な魅力を感じ取りました。実際に働く社員の方はどのようにお考えになっているか、知りたいと思い、次の質問をさせていただきます。

「就職活動中、自分という人間に対して自己PRをするように、御社を“人”に例えて、どのような性格・特徴のある“人”であるか?を短いPRをしていただけますか?よろしくお願いいたします」

エントリーシート(自分のセールスポイントについてのエッセイ)

候補者回答

一つのことをトコトンやる事と、新しいことに挑む事が出来ます。小学一年から始めた剣道は、基礎練習を繰り返す事でスランプを乗り越え、大学入学まで続けた。大学は一人暮らしをする全く新しい環境を選び、今までと無関係のことを始めるよい機会を創り出した。そして未経験のアイスホッケーを始め、チームワークの大切さを学んだ。新しい環境でのチャンスを生かし、一度始めると結果を出すために努力をするバランス感覚がある。

外資セミナーからの講評

志望動機で「インターンやNGOで戦略策定の経験をしたことがある」「チームを指導する
極めて平凡な印象である。化粧品、通信業界と、実際「ここで儲けていこう」というビジョンを垣間見せてるのはささやかにプラスではあったが、何かと抽象的なことばだけで終わっているのが多かった。

アルゴリズムのところで期待をしたが、これまた“高い評価を得たことです”というスペシャル感のない説明でせっかくの“ひょっとしたら凄いかもしれない実績”がぴくりとも伝わらずに流れてしまっている。

もはや何の印象を残すことにも成功していない、(むしろ話題と印象を発散させる逆効果しかもたらしてない気もする)剣道や、これまた教訓やスペシャル感に乏しいアイスホッケーの話を出すくらいなら、“その高い評価を得たアルゴリズムとやら”か“化粧品業界に見出しているビジネスチャンス”の話で押した方がよかったであろう。

あなたが抱いているとおり、“忙しい面接官が駆け足で大勢の候補者に会う中で、おそらく強い印象を残しているとは思えない”平凡な内容であった。

内容のない話で発散するくらいなら、“自身の強い分野である建築のストーリーだけで押す”ほうが、面接では“自身の強い分野関連の話題にならざるを得ない”ので貴方を強く印象付けるのに有利となるであろう。

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