2025年 6月 の投稿一覧

プライベートエクイティ転職面接で、「どんなバリューアップしたい?」と聞かれたら

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プライベートエクイティファームでの面接では、各ファームとのカルチャーフィットや、バリューアップアプローチのフィットが重視されます。バリューアップというと大抵、「経営陣を変える」「マーケティングを変える」「プロダクトラインを合理化する」「海外進出をサポートする」などと説明されていることが多いですよね?しかし大切なのは、その実態と神髄を知りながら議論することです。業務内容に関しても、「LBOモデルを作る」「ドキュメンテーションをする」「レンダーと交渉する」等では、何も語っていないに等しいのです。 続きを読む

ゴールドマンサックスIBDでまだ入社直後・・プライベートエクイティ転職は可能?

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ゴールドマンサックスに、なんとなく入ってしまった人は意外と少なくありません。やれ大学の先輩に誘われた、やれ証券会社でインターンしたら面白かったので、どうせならとゴールドマンを受けたら受かった、やれ、なんとなく憧れて受けたら受かった、等々。。しかしIBDで、コロナ明けの御時世でも深夜や明け方までのオフィス勤務が続く中、「金融は面白いけど、GSはちょっと、、、」そんな理由でプライベートエクイティ転職を考えるあなたに捧げるコラムです。 続きを読む

プライベートエクイティ転職後、その90%はパートナーに昇格できない実態と転職先

プライベートエクイティは投資銀行などに比べ、比較的自由なカルチャーで知られるファームも多いもの。しかしそれでも、度を超えた自由主義者が「自分に求められている仕事」を果たす前に自由過ぎる振る舞いをすると、パートナーからお目玉を食らいます。そんな「自由でもパートナーの想いがまま」という実態に嫌気がさして、事業会社の投資部隊や起業に走る人も多い中、パートナー昇進競争に勝利する人は、どのような人でしょうか?以下に解説致します。 続きを読む

プライベートエクイティ業界転職後に感じた、業務の実態に対する2大ジレンマとは?

プライベートエクイティ業界に転職後、ゴールドマンやマッキンゼー時代を思い出しながらあなたは、「こんなに楽に儲かるなら、もう辞められない」と思われるかもしれません。しかしながら、PE業界転職後に感じる2つのジレンマが存在します。そしてそもそも、PE業界への面接対策といった小手先の話ではなく、そもそもPE業界に転職した後にどのような投資をしてどうチームに貢献するのか、イメージを持っておくことが重要です。以下ではPE業界転職後に感じたジレンマを、PE業界転職検討中の方に先取りしてお伝えいたします。 続きを読む

プライベートエクイティ転職後に見抜くべき、社内人間関係マップ

プライベートエクイティは、公開株と違ってディールソーシングもファンドレイズも全てプライベートに行われます。それだけに何事も人間関係が重要になります。ここからのインプリケーションは、社内人間関係ネットワークにもドップリ入っていないと、社外ネットワークを使いこなすことなど到底できないという真実です。PE入社後は、投資家や経営陣だけでなく、社内人脈も重要になります。プライベートエクイティ社内で、秘書さんやIT部門が形成する絶大な「社内インテリジェンスコミュニティ」につき、実体験をもとに解説します。

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バイアウトファンド転職:ハゲタカではない事業承継事例と、年収がやたら高い理由?

プライベートエクイティファンドの中でも、マジョリティを取得して経営権を獲得し、経営をコントロールする投資戦略をとるファンドを、バイアウトファンドと言います。バイアウトファンドは1990年代後半に日本に進出した「ハゲタカファンド」といまだに混同されがちですが、その実態は全く別物です。以下ではバイアウトファンドがハゲタカファンドとどう違うのか、またバイアウトファンド転職後の年収はどれ位で何故やたらと高いのか、バイアウトファンドの仕事と年収の仕組みについて、解説いたします。

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プライベートエクイティ転職後、手っ取り早くパートナーに昇進する3パターンとは?

新規ファンド設立及び、既存PEファームのファンドサイズ拡大が続く2021年のプライベートエクイティ業界。ところで入社後に順調に出世して30代で早々とパートナーに昇進して自由を謳歌する人と、大手ブランドPEファームに入ったはいいものの、優秀な社員が多いわりに投資リターンはパッとせず、ファンドサイズが小さくなっていくのに上は詰まっていて、何時までもディレクター止まりで終わる人の違いはどこにあるのでしょうか?以下に解説致します。

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資産15億を40前半までに築くためのキャリア戦略:PE業界で十分なキャリーを!

若いときはスキルアップやキャリアアップのためにハードワークを連日こなせても、40代になると人生の折り返し地点が見えてきて、「いつ引退できるんでしたっけ?」と思うようになるものです。そんな時、日本で毎年5000万稼いでいても、麻布台ヒルズや三田ガーデンの5億の物件を買うのも長期のローンが必要で、海外名門大学に子供を入れれば一人当たり毎年の学費だけで8万ドルが必要な現実の前に、一抹の不安を覚えるもの。富裕層として安心の目安は15億のネット資産を持つことですが、どんなキャリアが現実的な道でしょうか?

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プライベートエクイティからの転職~そのキャリアパスとは?

プライベートエクイティ業界に転職した後のキャリアパスはどうなっているのでしょうか?PE転職後、そのままディレクター、パートナーと順調に昇進できるのは1割未満です。大半はどこかのタイミングでPE業界の外に出るわけですが、この選択を間違えると、たちまち悲惨な転落キャリアに。以下ではPE業界で長年勤務するストロングキャリア講師陣が、豊富な実例をもとに、プライベートエクイティからの転職先、キャリアパスをまとめて解説致します。 続きを読む

悲惨!PEファンドからの転職、完全敗北組の末路!PE転職敗者に学ぶ教訓とは?

プライベートエクイティファンドに入ったのち、順当にパートナーに上がるのは実力と運と人間関係の様々な要素が絡み合う、困難な道のりです。PEファンドでのディールソーシングのさなか、中には非常に儲かりそうだが、ファンドの投資基準を満たさず投資委員会で見送られることも。そんなとき、多くの起業家精神あふれるPE社員は、「このディールで一山当ててやる!」と荒ぶる興奮を抑えきれず、飛び出して自分で独立してしまうことも。しかしPE退職組の行く末は、そう順風満帆なものではありません。その実態を見ていきましょう。 続きを読む

プライベートエクイティファンドからの転職~PEから転職する10大パターンとは?

プライベートエクイティ業界を目指す上で、PE業界からの転職先も気になるものです。中にはPE業界での競争に勝ち抜きパートナーとして左うちわで暮らす人もいますが、40代になってもディレクターでしかも上が詰まっていると、万年雇われディレクターで、お払い箱の憂き目にあうシナリオも見えてきます。また、PE業界に入ったはいいものの、期待値とのギャップに驚き、PE業界を去る人も。それではプライベートエクイティファンドから転職する人は、どのような理由で転職するのでしょうか?転職その10パターンを紹介します。 続きを読む

プライベートエクイティ転職できる人の3大成功パターン!?長期投資に向いてるか?

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コンサル・外銀後転職先として人気のプライベートエクイティへの転職の基本をまとめてあります。基本的に、①資金調達できるか、②ディールソーシングできるか、③投資先のバリューアップできるかのいずれかの貢献が求められます。この資金調達は、事業会社でのCFO転職の道が開けます。ディールソーシングは投資銀行でディール獲得が得意だった人が重宝がられます。なお、コンサルで2000万、IBで5000万貰っていると、PEで年収ダウンしますが、将来のアップサイドにかけて数年Jカーブを受け入れられるかも適正を問います。 続きを読む

日本のプライベートエクイティ転職3大条件:PEに向いている人とは?

日本のプライベートエクイティ転職3大条件:PEに向いている人とは? - アイキャッチ画像

日本のプライベートエクイティファンドに転職して活躍する人の適性の3大条件をまとめました。(写真はプライベートエクイティ転職徹底対策テキストより抜粋)ディールソーシング、バリューアップ、ファンドレイズのどれかを出来なければPEファームで長期間、生きていくことは出来ません。どれほど効率的で賢くても、運ばれてきたディールをエクセキュ―ションするだけであれば、年5000万がせいぜいなのです。投資とファンドレイズという両輪で、「自分だからこそできるユニークな貢献」及びポテンシャルを見せましょう。 続きを読む

プライベートエクイティ入社後にクビになる、「アウトな人」3大ポイントとは?

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プライベートエクイティ転職に成功したからといって、必ずしもそれが自分にとってもPEファームにとっても良い結果に繋がるとは限りません。会社とのカルチャーフィットを面接で見抜くのは難しく、結果的にPE及び会社に全く向いていない、「絶対にアウトな人」が転職してくることも。本コラムでは、プライベートエクイティ入社後、社内で嫌われる人の典型パターンを解説し、そこから得られる教訓について解説します。PE入社後に「アウト!」認定されないために、絶対に気を付けるべきたった一つの基本とは?以下を御参考ください。

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プライベートエクイティ業界で女性は活躍できるのか?女性が多いポジションとは?

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プライベートエクイティ業界は男性が大半ですが、女性がPE業界を目指すと、転職選考過程ないし入社後に不利に扱われるのでしょうか?実際はプライベートエクイティの仕事内容次第では、女性のほうが数多く活躍されているポジションも複数あります。たとえばLP対応チームは女性が多いですし、投資チームも最近はESG対応アピールの一環で、女性比率を高めようとする会社もあります。(投資先の女性比率を高めるといいつつ、自社の投資チームが男性ばかりだと、説得力がないため。)以下で詳細を解説致します。 続きを読む

PE転職面接で「ソレだけは聞いたらアカンやつや!」なNG質問4大ポイント

プライベートエクイティファンドには、ハーバードやウォートンMBA、前職はゴールドマン戦略投資部かIBDないしマッキンゼーで、昇進は動機で一番早かったです、みたいな候補が沢山履歴書を送ってきます。しかしながら面接であまりにも残念な質問を連発し、悲惨な心象を残してしまう「本来優秀なはずなのに実力を発揮できない、残念なPE転職志望者」も。それ聞いてどうするの、という質問や、全く自分のアピールに繋がらない質問、相手が気持ちよく語れない質問や、相手に興味を沸かせない質問は、なんのプラスにもなりません。 続きを読む

プライベートエクイティ投資先オペレーティングパートナーとしてのキャリア選択!

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プライベートエクイティ業界でのキャリアは、投資プロフェッショナルだけではありません。ディールメークの段階から、投資後にどれだけ業績を伸ばせるか、価値を高められるかが重要になっている昨今、投資先のバリューアップ専任担当であるオペレーティングパートナーは、成功すればリターンもやりがいも、投資チームをはるかにしのぐことも。PEでディールメークではなく投資先の経営に専念したい方は、PE投資先の経営陣に入るという選択肢も検討してみましょう。 続きを読む

KKRへの転職~プライベートエクイティ業界の言い出しっぺ?の5大特徴とは?

KKRへの転職~プライベートエクイティ業界の言い出しっぺ?の5大特徴とは? - アイキャッチ画像

KKRは1970年代にプライベートエクイティというビジネスモデルを始めた最初のPEファームです。以降、世界各地でファンドサイズ、リターン、集める人材の質、KKRキャップストーンの創設(専属バリューアップチームもKKRが最初でした)など、様々な点でPE業界でリーダーシップを発揮してきました。そして転職市場ではマッキンゼーやゴールドマンサックス社員のトップクラスの人材にとっても非常に狭き門ですが、その報酬水準もPE業界最高水準で、KKRからの転職先も華やかです。そんなKKRの特徴について解説します。 続きを読む

PE転職志望者様へ:なぜ、いまバイアウトファンドなのか、わかってますか?

プライベートエクイティファームというと日本の場合、たいていはバイアウト戦略ですが、転職後は「なぜバイアウトファンドの資金を受け入れるべきなのか」を企業オーナーに、また「なぜバイアウト投資なのか」をLP投資家に説明できなければなりません。そんな中、なぜそれに意義があるのかを説明できない業界への転職面接に臨むのは、極めて準備不足ともいえるでしょう。以下ではプライベートエクイティファンドでの面接で、誰でもいえる浅薄な話で終わらないよう、なぜバイアウト投資なのかを論じる上での、深い背景を解説致します。 続きを読む

カーライルへの転職:外資系トップファームだが実際は超絶ドメスティックファンド?

カーライルへの転職:外資系トップファームだが実際は超絶ドメスティックファンド? - アイキャッチ画像

カーライルジャパンは日本のプライベートエクイティ業界の草分け的ファンドの一つです。日本特化型ファンドとしては最大級の規模、人員数、投資実績を誇りますが反面、外資系な割に「超ドメスティックカルチャー」としても有名です。日本の金融機関や総合商社出身者の歴代パートナーの影響か、若手も三菱商事や投資銀行出身者が多く、男性中心のハードワークカルチャーでも知られています。他のPEファームと比べた時のカーライルジャパンの特徴に関し、以下に解説します。 続きを読む

ユニゾンキャピタルVSアドバンテッジパートナーズ転職面接前に知りたい5大比較!

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ベイン、マッキンゼーといったコンサルファーム出身者が創業時から多かったアドバンテッジパートナーズと、ゴールドマンサックスのパートナーが創設したユニゾンキャピタル。創業時期やその後のファンドサイズ、投資対象領域など共通点が多い両社ですが、その投資戦略やカルチャーには明確な差もあります。MBBやゴールドマン、トップMBA出身者が転職面接に臨む前に、知っておきたい5大比較ポイントを現役のPEプロフェッショナルが解説します。 続きを読む

インテグラルへの転職:日本型バイアウトを追求し、PE業界の断トツを目指す

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日本を代表するプライベートエクイティファームにして、国内独立系として最大級の運用資産を誇るインテグラル。1200億を超える大型ファンドの組成に成功し、積極的に人材採用を行っています。「ハートのある日本型バイアウト」の追求に関心があり、エクセルワーク、バリュエーションモデルに習熟する上に謙虚な方は、是非以下のフォームから応募されて下さい。(金融機関、銀行、証券、コンサル、公認会計士、弁護士、商社、メーカー出身者在籍。)以下ではインテグラル転職の為の率直な実態を、創業者・佐山展生氏に迫ります。 続きを読む

プライベートエクイティ・ファンドオブファンズへの転職後の意外な3大特典とは?

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プライベートエクイティ業界に入るまでは、よくわからないLPの世界。いや、アソシエイト、ディレクターレベルだと、PE業界に入った後も、よくわからないままかもしれません。以下ではPEファームのパートナーがファンドレイズで常日頃対応するファンドオブファンズでのキャリアの意外な魅力について、解説致します。 続きを読む

グロービス・キャピタルへの転職(上):日本のVC業界の本格成長はこれから

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日本を代表するベンチャーキャピタルのトップファームとして、国内最大級のファンドを運用するグロービス・キャピタル・パートナーズ(“GCP”)。当社は業務拡大に伴い、随時積極的に採用活動を行っている。スタートアップへの関心が強く、日本発ベンチャーのバリューアップを経営戦略・事業戦略・組織戦略のフルスペクトラムで行い、海外進出支援をされたい転職志望者の方は、是非応募をご検討いただきたい。以下では、代表パートナーの高宮慎一氏にお話を伺った。(応募希望の方はinfo@strong-career.com迄) 続きを読む

エンジェルブリッジへの転職:PE+マッキンゼー+総合商社出身者のVCが積極採用

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プライベートエクイティファーム出身の代表パートナーが率いる独立系VCのAngel Bridge(エンジェルブリッジ)。エンジェルブリッジでは、投資活動の活発化に向けて積極的に人材採用を行っています。ベンチャー企業や起業に興味があり、幅広い興味関心を持ってフットワーク軽く様々な人と話すことが好きな方は、ぜひ以下のフォームから応募されてください(外資コンサル、外資投資銀行、PEファンド出身者在籍)。MBB出身者歓迎。(応募希望の方はinfo@strong-career.com迄ご連絡ください。) 続きを読む

大手バイアウトファンド・ポラリスが考えるプライベートエクイティ転職の適性

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日本を代表する大手バイアウトファンドに成長した、ポラリス。事業承継からカーブアウトと案件の幅も広く、ファンドサイズも日本トップクラスのサイズに成長しました。そんなポラリス率いる経営陣が仰るところの、プライベートエクイティプロフェッショナルとして成功する人の特徴や、「~~~がデキる人が向いている」というのは、どのようなポイントなのでしょうか?その4ポイントを解説致します。 続きを読む

Dキャピタル:DXとバイアウトファンドの融合~いきなり200億の調達に成功!

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Dキャピタルを御存じでしょうか。元ユニゾンキャピタルのディレクター達が中心となり立ち上げたDXとバイアウトを融合させたファンドですが、JDSCも出資しており、チームや投資家のバックグラウンドが非常に強力です。 バイアウトファンドとDXという二つの成長市場の交差点で先駆者的な存在であり、一号ファンド目標サイズ300億の内、2022年4月時点で既に2200億を集めました。 続きを読む

会計士からプライベートエクイティに転職して大成功する、たった一つの道とは?

公認会計士として数年過ごした後、その後ろ向きで反復的な作業に嫌気がさし、コンサルやPEファンドへの転職を志す方は沢山いらっしゃいます。公認会計士というと、マッキンゼーやゴールドマン上がりの幾多ものPE転職志望者に比べ、「数字が合ってるかどうかだけ見ていた自分がどうやって戦うのだ?」と思われるかもしれません。しかし、この「数字との格闘技経験」が活かされる、PEファームの重要な仕事があるのです。その業務内容と実態を以下に解説致します。

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マッキンゼー/BCG社員のプライベートエクイティ転職志望動機5パターンとは?

マッキンゼー, ボストンコンサルティンググループ, ベインアンドカンパニーのMBBから、PE転職志望の方が数多く、Strong Careerに登録し、キャリアコーチングを受講されています。コンサルからPE志望の人の志望動機は、5パターンで9割方網羅できます。皆同じことを言うので、肝心なのは、それを裏打ちする原体験です。

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プライベートエクイティ転職志望者(米系投資銀行VP)からの御質問と回答

ストロングキャリアのフラッグシップ商品の一つである、PEファンド転職面接対策テキスト御購入者の皆様は、弊社に引き続き3問まで無料でご質問頂けます。回答は全て、長期間国内外の一流PEファームで勤務する、現役のプライベートエクイティプロフェッショナルが行います。以下では寄せられますQAの一部を紹介させて頂きます。 続きを読む

プライベートエクイティファンド転職時の逆質問で、やめてほしい質問とは?

プライベートエクイティファンドへの面接では、他の業界への面接同様、「なんでも聞いていいよ」というタイムがあります。時には1時間の面接の半分以上が、質問タイムになることも。そんなとき、退屈な質問ランキングトップ3とは、どのようなものでしょうか?結局多くの人が聞いてしまう、ありきたり質問集を解説致します。

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プライベートエクイティ複数社から内定を獲得ー給与交渉すべきか?

入るのが難しいプライベートエクイティ業界ですが(といってもファームによりピンキリなので、逆にオーバースペック過ぎると、頑張って長くやってくれないと思われて内定がでないことも。)運よく複数の内定を貰う人がいます。こういうとき、給与を双方に競わせて、給与を押し上げるべきでしょうか?

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「プライベートエクイティ→上場企業社長」というキャリアアップの幻想

プライベートエクイティファンドからの転職先として、企業経営者に転身する人も数多くいます。しかしながら、上場企業の次期経営者などの美味しそうなポジションを打診されて転職し、幸せな転身を遂げた例を見たことがありません。大抵、他のPEファームの投資先ミッドキャップファームか、スタートアップの資金調達係です。これは、PEは当たり前の会社組織、仕組化されてない会社の当たり前の組織化が得意であるのと、そもそも上場会社の社長を外から引っ張ってくる市場が日本では小さいからです。 続きを読む

プライベートエクイティ転職後、独立し自分のPEファンドを創りたくなる理由とは?

PE業界に転職した後、順調に3年以内にディレクターに昇進し、さらに順調に4年後のファンドレイズで新パートナーに昇進。20代後半でPEファームに転職した貴方は、まだ若干36歳です。40前に有力ファンドのパートナーに昇進した、これでキャリアも一丁上がりだ~と思っていたら、意外と古株パートナーが多すぎて、引き続きボスだらけでキャリーが少ないことも。そこで起業する気力がある間に、40歳前後で独立して、DX専門家と組むなど新たなPEファンドを創設する人も少なからず存在します。その実態を解説します。

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独立して自分のプライベートエクイティファンドを創設するための5大条件とは?

プライベートエクイティ業界での一丁上がりとは、人の定義とPEキャリアに求めるものにもよりますが、総じて”雇われパートナー”ではありません。自分のファンドを創設し、大きく育てることを目指す人も、数多く存在します。あなたがカーライルのアジアヘッドだったとしても、ローンスターのMDだったとしても、モルガンスタンレーPEのヘッドだったとしても、自信があればあるほど、一国一城の主を目指したくなるものなのです。私はLP投資家の立場で上記の新興PEファンド独立に携わったことがあり、その特徴を解説します。

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プライベートエクイティファンド退社後、ユニコーン企業のCFOは美味しいのか?

プライベートエクイティファンドから、スマートニュースやビザスクなど有力スタートアップへの転職者が、CFOなどの役割で活躍しています。これはPEファンド時代の投資経験と言うより、ファンドレイズ経験が買われて投資家からの資金調達や投資家対応を期待されることが多いです。実際、何に投資するのか不明で過去のトラックレコード頼りのPE時代のファンドレイズに比べ、既に企業が大きくなっていて有力投資家の支援を得ているレートステージのファンドレイズは、PE時代のファンドレイズに比べ格段に簡単なのです。

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プライベートエクイティ業務への適正~PE転職後は良い意味でふてぶてしい人が勝つ

プライベートエクイティ業界への転職を考える時、プライベートエクイティ業務への適性とはどのようなものなのかを理解している必要があります。では、日本のプライベートエクイティファンドが今一番ほしい人材の「本質的な資質」とは、一体どのようなものなのでしょうか?結局のところLPからお金を引っ張ってきて、よい条件でディールを引っ張ってきて、LP稼がせてキャリーを稼ぎ、次のファンドレイズの助けになる人です。その詳細を現役のPEプロフェッショナルであるストロングキャリア講師が解説します。 続きを読む

プライベートエクイティファンド転職:未経験者でもPE転職は可能か?

プライベートエクイティファンドに未経験者は転職できるのでしょうか?ズバリ、可能です。御存じのように戦略コンサルや投資銀行IBD出身者、弁護士が多いですが、ファンドアドミは会計士も多く、またファンドレイズは年金営業やLP出身者が活躍されています。またダイバーシティ採用と称して、単に女性社員を増やしたいだけのことも。どこのPEファームも総じて、腰が低い謙虚な人を求めています。なお入社前の役職・プロファイルによって、入社後のポジションはほぼ決まっています。

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PE転職後に成功する為に必要な、たった2つのスキルと案件創出3大ポイントとは?

プライベートエクイティファームに転職成功しただけで、成功と思ってはいけません。その後、数あるファンドおよび社内のプロフェッショナルとの間で、優良な案件獲得及びファンドレイズの戦いが待っているのです。中でもLP投資家がPEファームに高いフィーを払うのは、ひとえに優良案件をエクスクルーシブにソーシングしてくれると信じるから。それではプライベートエクイティファームからアプローチされる企業創業者の心理の3大ポイントについて、以下に解説します。

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PEファンド転職後のパフォーマンスレビュー基準説明~仕事がデキる人の特徴とは?

プライベートエクイティ転職後に、社内で”評価”される人は、どのような人なのでしょうか?逆に内心馬鹿にされている人は、何をしているのでしょうか?プライベートエクイティ転職後に活躍し、パフォーマンスレビューで高い評価を受けるには、そもそも「どのようなポイント、評価軸」で評価されるのか、その物差しを知っておく必要があります。PE転職に向けた面接対策の前に、そもそもどのような基準と思想で転職後の評価がなされるのかを知っておきましょう。

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勝ち馬に乗れ!プライベートエクイティ業界で実力が無くても成功する5大方法とは?

プライベートエクイティ業界に転職した後、MBBやGSから押し寄せる多数の優秀な人材との全面競争を避けて、長期間PE業界で活躍し、ある意味”成功”する人たちがいます。大したトラックレコードもなければ投資のセンスもないのに、著名ファンドのパートナーや大手外資系資産運用会社の在日代表として長年活躍している人たちは、どのようなキャリアを辿って現在のプチ栄光を手に入れたのでしょうか?以下では経歴もトラックレコードも投資センスも中途半端なのに、PE業界に長らく君臨するための5大パターンを解説致します。

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投資銀行からプライベートエクイティへの転職~アソシエイト転職直後のPE転職

投資銀行部門で3年がたつと、解雇される人は解雇され、昇進する人はアナリストからアソシエイトに上がります。日系ですと解雇される人はほぼいないので特に給料も大きく上がりませんが、外資系投資銀行ではベースもボーナスも一気にあがり、年収は実に3000万~5000万水準に。税金と社会保障を払えば半減するのですが、それでも税引き後1500から2500を20代後半で得ると、金銭的な転職ハードルがぐっとあがります。PEに転職すれば10年後に入ってくるキャリーを除けば、年収半減以下の転職も覚悟する必要があります。

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CLSAキャピタルへの転職:第三次PE黄金期到来と、完全独立への道筋

日本有数の歴史とトラックレコードを誇る、CLSAキャピタルパートナーズ。4号ファンドをわずか4か月で調達完了し、募集金額の3倍に迫る需要を積み上げた。国内最高水準のリターンを連続して達成する中、CLSAグループからの独立も決まった同社は、中長期的にファームの経営を担っていく優秀な人材を積極採用している。同社への転職後の“ボディオン”とも呼ばれる業務内容の実態とは?圧倒的リターン実績を背景にした、独立への道筋とは?そして気になるLBOモデルテストのポイントとは?代表パートナーの清塚徳氏に伺った。 続きを読む

アドバンテッジパートナーズに転職して分かる、5大アドバンテッジとは?

1997年にユニゾンキャピタル、MKSとともに国内独立系御三家として日本のPE業界の幕開けを担ったアドバンテッジパートナーズ。30億未満の小さなファンドで始めた一号ファンドは2000年代の4号ファンドで実に2000億を超える水準に。その後紆余曲折を経て国内ファンドサイズは縮小したものの、東南アジア進出やPIPEsファンドなど、多様な戦略拡大に成功しています。創業パートナーから喜多氏へのサクセッションも完了し、4号後のインテリムファンドの大成功で直近6号ファンドも850億調達に成功しました。

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ベインキャピタルへの転職~日本で最も成功した外資系PEFベインキャピタル

外資系PEファンドの中で、日本で最も成功したファームの一つである、ベインキャピタル。国内最大級の投資チームを誇り、投資実績(件数・規模・リターン)でも国内トップ3に入ります。リターンの安定的な高さからグローバルブルーチップLPの強力なバックアップを得ており、投資チーム及び投資先経営陣として、MBBや主要投資銀行出身者を日本市場でも数多く採用しています。ジャパン特化型ファンドを募集する実績とLPサポートは十分で、ローカルファンド設立の噂が過去10年位、出ては消えていっています。

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プライベートエクイティファンド転職時、絶対知るべきファンド間の違い7大ポイント

当サイトにはマッキンゼーやゴールドマンサックスなど、コンサル・投資銀行社員の皆さんが、プライベートエクイティファンドへの転職準備のために多く訪れられます。またプライベートエクイティファンドから他ファンドへの転職を志望される方も、数多く登録されています。それでは、数あるプライベートエクイティファンドは、どのような観点で分類されるのでしょうか?その基本的な7ポイントを解説します。

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ファンドオブプライベートエクイティファンズへの転職~ダウンサイドリスクとは?

プライベートエクイティファンドに投資するファンドである、ファンドオブプライベートエクイティファンズ。ちょっとややこしいのですが、要するに年金や国富ファンド、ファミリーオフィスなどからお金を集めて、カーライルやユニゾン、J-StarなどのプライベートエクイティファンドのGPに投資します。この仕事が向いている人は、オタクのようになって、”生けるプライベートエクイティ・ディクショナリー化”しますが、向いていない人はかなり退屈な日々を送ることになります。その特徴を解説致します。

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グロービス・キャピタル・パートナーズへの転職(下):GCPが求める人材像とは?

グロービス・キャピタル・パートナーズ(“GCP”)は業務拡大に伴い、随時積極的に採用活動を行っている。スタートアップへの関心が強く、日本発ベンチャーのバリューアップを経営戦略・事業戦略・組織戦略のフルスペクトラムで行い、海外進出支援をされたい転職志望者の方は、是非応募をご検討いただきたい。以下では、代表パートナーの高宮慎一氏に、グロービス・キャピタル・パートナーズの採用方針について伺った。(応募希望の方はinfo@strong-career.com迄お願いいたします。) 続きを読む

PEファンドからの、他のPEファンドへ転職する理由5大パターンとは?

プライベートエクイティファンドから、他のプライベートエクイティファンドに転職する人は、どのような理由で転職するのでしょうか。チームの長期的な安定性を重視するPE業界では、投資銀行と異なり競合他社から引き抜くということをあまりしません。これは、競合他社も時に共同投資や、セカンダリー案件で緊密に連携する必要があることも少なくないからでしょう。それでも、PEファームは小規模所帯が多くパートナー次第でカルチャーが大きく変わるため、自分にフィットしたファーム選定が非常に重要になります。

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ファンドレイズできるか不安なPEファンドから内定をもらった、どうする?

数多くの新興プライベートエクイティファンドが100億程度のファーストファンドを調達し、リクルーティングを積極化しています。ディールソーシングやエクセキューション、次のファンドレイズのために、多少無理してでも高めの給料をオファーしてくることもあります。しかしワンマン体制が多い業界だからとはいえ、社長面接一発でいきなり内定貰うと、逆にちょっと不安になりますよね?そこでPEファンドから内定貰ったはいいが、ちょっと不安なPEファンドの特徴と、対処法について解説します。

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プライベートエクイティファンド元名門→現在崩壊ファンドの悲しいパターンとは?

プライベートエクイティファンドはチームのクオリティが全てなところがあり、名門ファンドであってもチームがごっそり抜けると、まったく違う会社に早変わりしてしまいます。以下では「有名で、外部からは業界を代表するリーダー」だと思われているものの、いざ業界内部に入ると「昔は名門だったけど、今はね、、、」となってしまっているファンドの特徴を解説します。

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現役PE社員によるプライベートエクイティ界研究~PEの業務・仕事内容とは?

プライベートエクイティ転職後の仕事内容・業務内容とは具体的にどのようなものなのでしょうか?プライベートエクイティの様々なアセットクラスの種類やPE業界での働き方のポイント、事業承継・カーブアウトといった多様なアングルのディールソーシングや、PE業界でのバリュエーション、ハンズオンの実務、ファンド会計に関する全体像の概観を、長年PE業界で働く、ストロングキャリア講師が解説致します。 続きを読む

プライベートエクイティ面接で、絶対に知っておきたいカーブアウト案件の実態とは?

プライベートエクイティファームへ転職後、その後の投資プロフェッショナルとしての成否はなんといっても、魅力的なディールソーシング能力につきます。日本のプライベートエクイティディールの主要アングルの一つ、大企業のカーブアウト案件の特徴と実態、またPEプロフェッショナルとして心得ておくべき注意点に関し、某大手著名PEファームで活躍するストロングキャリア講師陣の方に、解説していただきます。 続きを読む

コロナショック時にプライベートエクイティ転職を目指す人が絶対知るべき3ポイント

2020年初頭のコロナショックで、12年という超長期のブルマーケットに終止符が打たれました。多くの企業が採用をフリーズするなか、プライベートエクイティ業界に目を向けると、ファーム毎に大きく明暗が分かれる展開になっています。とあるファンドは2020年初頭までの高すぎるバリュエーションで買い込んだポートフォリオのマークダウンに苦しみます。反面、ブルマーケットでエグジットと次号ファンドレイズに成功したファームには、大きな機会が訪れます。その実態を、以下に解説いたします。

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PE投資失敗パターン:経営改善できないのに金があるだけで買収するのは犯罪行為?

プライベートエクイティ投資に失敗する原因は、そもそも資金があるだけで経営改善できない買い手に、資金を供給するLP投資家に責任の一端があります。そもそも日本のPE市場は優良案件の数より、それに投資したいファンドの数のほうが多いので、成長ポテンシャルのある会社が、バリューアップ能力のないファンドに買われると、社会の様々な資源が無駄になってしまうのです。つまるところ、他のファンドのほうがバリューアップできる案件には手を出さない事が、社会の全体最適を考えたPE投資家の「広義の規律」だとも言えるでしょう。

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プライベートエクイティ転職の本質:面倒な仕事を全てアウトソース」する仕事へ

プライドがエベレスト級に高い社会不適合者が多かった米国大手法律事務所勤務。面倒くさすぎる仕事の数々が4年続いた後、私はとある決心をした。「面倒くさい仕事は全部アウトソースできる、プライベートエクイティファンドに転職しよう」実際に私の親族もPE業界で働いており、どう見ても暇そうに見えるが稼いでいた。なによりあの「面倒くさがり」の兄でも務まるのだから、よっぽど「面倒な仕事」は全部アウトソースできるに違いない。以下ではPE業界未経験者だった私が、著名PEファームに転職して学んだ教訓を解説していきます。 続きを読む

PEファンド転職必須知識=日本のプライベートエクイティファンドの仕組みとは?

プライベートエクイティファンドへの転職を志望される方が、意外と基本的な仕組みや用語を正確に理解されていません。たとえばLP, GPの違いやマネジメントフィーの仕組み、代表的な資金属性、LP投資家への優先リターン、PEファンドが投資家に約束する目標リターン等々、正しく理解されているでしょうか?転職面接前に知っておきたいPE業界の基本事項をおさえるべく、プライベートエクイティファンド運営の基本的な仕組みを解説します。

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プライベートエクイティとベンチャーキャピタルの違い

プライベートエクイティファンドとベンチャーキャピタルの違いについて質問される方はよくいらっしゃいます。転職志望者にとって重要なのは、投資先との関与の仕方の違い(VCはマイノリティ投資なので投資後はほぼ外野ですが、バイアウトはコントロール投資なので毎月の取締役会内外で積極的に関与します)や、そもそも投資するときのアプローチの違いを正しく理解することです。以下ではPE・VCの特性の違いから、必要とされる経験の違いを、そのキャリア選択へのインプリケーションにつなげて論じます。

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プライベートエクイティと公開株の競合~なぜヘッジファンドがPEに来ているのか?

ヘッジファンド等公開株マネジャーが、プライベートエクイティ投資に進出してくる事例が増えています。プライベートエクイティから公開株に投資するPIPESファンドも増えてはいますが、公開株からプライベートエクイティファンドへのクロスアセット投資の方が活発です。この背景はいったいどのようなものでしょうか?以下に端的に解説致します。 続きを読む

プライベートエクイティ投資の仕事の本質~パートナー実務で最重要なLP対応の実態

いざ貴方がPEファームのパートナーに昇進したら、どのような仕事が待っているのでしょうか?PEファームのパートナーの最も重要な仕事は、LPから資金調達することです。この観点を意識して仕事できる人、面接できる人は説得力が大きく異なります。以下ではPE転職対策テキスト内の、「LP投資家との典型的議論100パターン」の中から一部抜粋し、単にPEに転職するのではなく、パートナー目線で何を意識して投資活動をしなければならないのかを論じます。(写真はPE転職対策テキストより) 続きを読む

プライベートエクイティ業界の基本知識・用語まとめ7ポイント

プライベートエクイティ業界で使われる様々な聞きなれない用語。業界内部に入ると当たり前の知識でも、面接の段階では知らない・聞きなれない単語のオンパレードになりかねません。ドライパウダーやドローダウン、Jカーブ効果やPEファンドの利回り・目標リターン、ヴィンテージやPEファンドの上場の是非など、プライベートエクイティ業界の基本を理解するための基本知識・重要用語の解説をまとめました。御参考ください。(写真はプライベートエクイティ転職対策テキストより抜粋) 続きを読む

プライベートエクイティファンド転職前の基礎知識20選!PE投資・年収・仕事内容

これからプライベートエクイティ業界への転職活動を始める方向けに、転職前に絶対に知っておくべき20ポイントの基本事項を、実際のPE業務経験に紐づけてわかりやすく解説します。どのようなアセットクラスであり、パートナーがLP投資家に何を売っており、プライベートエクイティのリターンの源泉は何で、ファンドレイズに重要なことは何かを知らずして、本質的面接対策はできないのです。 続きを読む

プライベートエクイティ転職前に考えたい、バリューアップ/ガバナンス構築パターン

戦略コンサルや外資系投資銀行出身者の転職先として、いまだ大人気を誇るプライベートエクイティ業界。プライベートエクイティファームのバリューアップ手法は、アセットクラスの違いのみならず、ファームやファンドごとに多様なパターンがあります。そんな中、貴方は何をバリューだと認識していて、それをどのようにして上げていきたいと思ってらっしゃるでしょうか?PEファンドごとに異なるバリューアップの何たるかに対する認識の深さが、各ファンドとのパートナー面接時に貴方を輝かせるのです。 続きを読む

プライベートエクイティ業務実態~事業承継案件の成否を決める3大条件とは?

日本のミッドキャップバイアウトファンドはそのディールアングルとしてどこもが、中小オーナー企業の事業承継案件について口にします。しかし口では簡単に言っても、その実現までには気の遠くなる人間関係構築プロセスが待っているもの。オーナーの思想やケミストリーフィット、そしてコントロールできないタイミングまで、様々な要素が絡み合います。そんな事業承継ディールの実態に関し、弊社参画のPEプロフェッショナルが開設します。 続きを読む

プライベートエクイティ転職後の実務・投資委員会編~赤っ恥3大要件はコレだ!

プライベートエクイティ転職志望者の多くは、実際のプライベートエクイティ社内の日常の仕事内容について、具体的なイメージをつかめていないことも多いもの。投資チームにとって最も大切なのは、何といっても「投資委員会」でのパフォーマンスです。これは本業のコアであるのみならず、ファーム内での印象を左右するからです。出張が多いPEファーム内では、投資委員会での印象があなたの評価を大きく左右します。本コラムでは、プライベートエクイティ投資委員会で「赤っ恥をかく人」と「尊敬をされるひと」の差を徹底検証します。 続きを読む

PE(プライベートエクイティ)給料・ボーナス・年収の4大ファクターとは?

プライベートエクイティファンドでの報酬は、4つに分かれているとご存じでしょうか。最初はベースサラリーとボーナス少々ですが、ディレクタークラスになると(ファームによってはアソシエイトも対象に)、(上手く行けば)金銭的破壊力満点のキャリーが得られます。これに加え、パートナー(共同経営者)になれば、GPカンパニーからの配当も得られます。大切なのは、PE業界ではベースサラリーやボーナスで稼ぐのではなく、キャリーで稼げるPEファームに入ることです。 続きを読む

プライベートエクイティ転職:いきなり売上5年分確定、というPEビジネスを知れ

PEビジネスの本質を的確に理解されているでしょうか?PEでは、ファンド総額に対し、2%前後のマネジメントフィーを毎年徴収します。投資期間の5年間は2%程度、その後の回収機関の5年間は年間1%程度が一般的です。このことは、ファンドレイズが成功した途端、実にファンド総額の15%は自社の売り上げになること、また投資家は元本の15%を失うことを意味します。以下では長年のPE勤務経験を有する現役のPEプロフェッショナルが、PEビジネスモデルの本質の意味合いを詳細に解説いたします。 続きを読む

プライベートエクイティ転職の魅力:コンサル・投資銀行では味わえない経験と給料!

PE業界転職の魅力は、企業買収・経営改善のために戦略・ファイナンス・会計・税務・法務等多様な分野の知識を学べることに限りません。業務で学べることの幅広さ以外にも、まずはワークバランスが劇的に改善されます。次に、立場がサービスプロバイダーから株主に変わります。それこそアソシエイトでも投資先の大株主として尊重されるのです。しかし、良いことだけではありません。巨額のファンドレイズに貢献するか、多額のキャリーが発生する案件ソーシングができない間は、コンサルの様に工数を増やしても意味はないと知りましょう。 続きを読む

プライベートエクイティ転職後に重要な、割安案件の発掘に必要な3大要素とは?

プライベートエクイティファンド転職後の投資業務に於いて、割安なエントリー(投資実行)は、定石の中の定石です。そのためには公知でない売却ニーズ・資金ニーズを発掘し、自力で提案をセラー側の意思決定者に届け、案件化を実現する必要があります。しかしその中には大きな典型的落とし穴も。PE転職後の自分の仕事をイメージするために重要な3大ポイントを、日本を代表する大手プライベートエクイティファンド現役プロフェッショナルである、Strong Career講師が解説します。

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プライベートエクイティファンドの上場が、メッチャ嫌われる2大理由とは?

プライベートエクイティファームの上場は、一般的にはLP投資家に嫌われます。これは、PEファーム自体への投資家と、PEファームが運用しているPEファンドへのLP投資家のベスト・インタレストにコンフリクトが生じるというのが、最大の理由です。たとえばファンドへの投資家としては、もっと保有期間を長くしてエグジット価値を高めたいけど、上場株への投資家としては短期的なリターンが欲しいので早く投資先を売ってほしい場合等々が、典型的なコンフリクトのパターンです。以下ではその実態を詳細に解説致します。 続きを読む

プライベートエクイティ業界転職前の基本知識〜業界マップとファンドの選び方とは?

2024年11月現在、プライベートエクイティ業界にはどんなファンドがあり、どう選べばいいのでしょうか?日本PE協会の50社程度の中には独立系・キャプティブ系、外資系ファンド、リージョナルファンド等多様なプレーヤーが参画していますが、以下では日本で投資活動を行う有力プライベートエクイティファンド運用企業一覧と、PE業界転職先の選び方5ポイントを紹介いたします。(全て現役のPEトップファーム勤務者が執筆!)

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PE投資の実践的仕事内容~未経験者が転職前に知るべき、リターンの3大源泉とは?

プライベートエクイティ業界に転職する前に、そもそもプライベートエクイティ投資のリターンの源泉3大パターンをしっかりと理解しておく必要があります。コンサルや投資銀行からの未経験PE転職では、PE業界内の常識的なフレームワークにも不慣れなものです。今回はPE投資のリターンの基礎的な3大源泉について解説します。

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PEファンドへの転職面接前に知りたい、PEのLP投資家の3大視点とは?

プライベートエクイティファンドへの転職面接を控える人は、面接では何を聞かれるか等の、近視眼的な視点で対策をしがちです。しかし目線が高く視野が広い候補者は、転職志望先の顧客であるLP投資家が、どのような視点で数あるPEファンドから数社を選び投資するのかを理解した上で、「なぜ自分がそのLP投資家の選択理由に合致するのか」を巧みにアピールします。以下ではPEファンド転職面接前に知りたい、”志望先PEファンドの顧客”、LP投資家の3大視点を解説致します。

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プライベートエクイティ社員の多くが知らない、PE税制の基本とは?

プライベートエクイティ投資の投資ビークルに関する話は、ややこしくて勉強するのがゲンナリするものです。若手は自分がアサインされている案件のことしか頭にないことが多く、PE投資の両輪のもう一つであるファンドレイズやファンドマネジメントのことを、ほぼ知りません。投資先とおなじ案件にアサインされたチーム間の人脈だけでは、PE業界で大成しません。以下ではプライベートエクイティ投資チームの若手が大抵わかっていないことも多い、「投資事業有限責任組合」に関して解説致します。 続きを読む

プライベートエクイティ等オルタナアセットマネジャーでの転職展望2023

岸田政権が突如海外で資産所得倍増計画を発表して金融庁が迷惑に思っている中、金融教育の拡充やNISA優遇額の限度設定など、金融業界からは少し失笑を買ってしまっている昨今の金融政策。しかしそれでも、インフレと円安局面に対応した海外オルタナアセットへの資金流入は今後大きなビジネスチャンスが広がっています。そのような局面でのプライベートエクイティ等オルタナティブアセットマネジャーへの転職機会について、解説致します。

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CLSAキャピタルパートナーズへの転職(後編):転職後に学べることとは?

日本有数の歴史とトラックレコードを誇る、CLSAキャピタルパートナーズ。4号ファンドをわずか4か月で調達完了し、募集金額の3倍に迫る需要を積み上げた。国内最高水準のリターンを連続して達成する中、CLSAグループからの独立も決まった同社は、中長期的にファームの経営を担っていく優秀な人材を積極採用している。以下では前編に引き続き、代表パートナーの清塚徳氏に話を伺った。(写真は、清塚氏のファミリー、アミちゃん) 続きを読む

プライベートエクイティの共同投資とセカンダリー投資に関するQA

PEファンド転職対策テキスト御購入者の方から寄せられました質問に、執筆陣である現役のプライベートエクイティプロフェッショナルが回答します。プライベートエクイティのセカンダリー案件とはいくつかのレイヤーがあります。ファンドに対するLP持分のセカンダリー案件もあれば、PEファンドが保有する企業を、他のPEファンドに売却するセカンダリー案件も存在します。 続きを読む

2024年末プライベートエクイティ転職機会が急増中の意外な理由とは?

インフレ高金利続き戦争などで世界のプライベートエクイティ業界のエグジットが冷え込む中、日本のプライベートエクイティ業界はエグジットとファンドレイズが順調に進み、ファンドレイズに成功したPEファームは積極的に採用しています。トランプ再選でヨーロッパは低金利、アメリカは高金利に向かうと思われるなか、セクター次第ではM&A、プライベートエクイティ投資環境が好転し、ファンドレイズが再び活況を呈してきました。他方コロナ局面でライトオフが複数生じたファンドは、資金調達も投資も採用も下り坂で、退社も続出です。

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コンサルや投資銀行からプライベートエクイティに転職すると、最初は給料ダウン!

コンサルや投資銀行での高い給料から相当な給料ダウンを受け入れてでも、プライベートエクイティ転職を希望する人は非常に多いです。30歳でゴールドマンから5000万、コンサルや弁護士で2000万超えていると、PEアソシエイト1500万スタートが受け入れられないかもしれません。ただし、そんなせこいこと言わず、未来のキャリーにかけられる人が、PE業界特有のキャッシュフローを得られる〔かもしれない〕のです。 続きを読む

プライベートエクイティファンドの選び方の基本4大ポイントとは?

2023年現在、ファーストタイムファンドのDキャピタルが300億調達を実現するなど新規ファンド組成が相次ぎ、プライベートエクイティファームの数も随分と増えました。そんな中、プライベートエクイティファームへの転職を希望する方は、どのような基準で選ぶのが良いのでしょうか。基本的な根底にあるのは、LP投資家がPEファンドを選定するときと共通するポイントがあります。以下にその詳細を解説いたします。

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プライベートエクイティ転職の秘訣:アドバンテッジパートナーズ転職後の実態!

コロナショック後もプライベートエクイティ業界は活況を呈している。資金調達額も増え、案件数も増加し、プライベートエクイティ業界への転職機会も急増中だ。以下ではストロングキャリアで長年、ボランティア講師陣の一人として、プライベートエクイティ業界転職志望者へのコーチングを提供して下さっている、アドバンテッジパートナーズのプロフェッショナルに、プライベートエクイティ業界転職市場環境及び、PE業界転職の秘訣、PE業務への適性の有無および、アドバンテッジパートナーズでのキャリア機会について、話を伺った。 続きを読む

LP投資家はプライベートエクイティファンドに投資する時、何を重視するのか?

プライベートエクイティファンドに転職する時は、LP投資家に長期的に選ばれるPEファンドに入ることが重要です。LP投資家からの支持無くして、ファンドの存続と成長はありえないからです。そんななか、LP投資家がPEファンドに何を求めているのかを知ることは、日々のPE業務に埋没せず高い視点を持つことのみならず、PEファームへの面接対策としても非常に重要です。以下ではPE転職対策テキストから一部を抜粋し、LP投資家の視点を面接対策に繋げます。 続きを読む

プライベートエクイティでゴールドマンよりマッキンゼー出身者が成功する理由とは?

一時はプライベートエクイティファンドというとゴールドマンサックス出身者が多いイメージでしたが、日本のプライベートエクイティ業界発足から25年近くたった今、マッキンゼーなどMBB出身者の方が数多く活躍しているようです。またベンチャーキャピタリストも、コンサル出身者が数多く活躍しています。PE黎明期のBSリストラリターンから、現在はPL改善、しかもコストカットではなくトップラインを伸ばせるかどうかの勝負になっていることも一因でしょう。 続きを読む

PE転職志望者は、片っ端からPE各社に応募して全滅する人が多いという、巨大な謎

プライベートエクイティ業界への転職を目指すコンサルタントや投資銀行社員、また証券会社傘下のキャプティブ系PE社員(ただしファンドではなくバランスシート投資なので少しPEファンドとは異なる)は多いのですが、残念ながら多くの会社に一気にアプライし、持ち駒がすぐになくなる人が少なくありません。PEファーム同時出願はせいぜい、2-3社(できれば2社程度)にとどめておいた方がいい理由を以下に記します。 続きを読む

プライベートエクイティ転職後の投資先ダメダメ・コーポレートガバナンス3欠陥!

プライベートエクイティ投資の本質的価値の一つは言わずもがな、コーポレートガバナンスの提供です。日本企業の大半を占めるファミリーオーナービジネスでは、業種や時代を問わず、大抵同じような課題を抱えています。だからこそ再現性のあるメソッドでバリューアップが出来るわけですが、以下では「コーポレートガバナンス完全欠如企業」の3大典型パターンを解説致します。 続きを読む

ゴールドマンサックスで充実しているが大手PEの海外勤務オファー、さてどうする?

ゴールドマンサックスの某部門で活躍し、順調に昇進しているAさん。しかし友人の紹介から気軽に受けた海外プライベートエクイティファンドのシンガポールポジションを受け、オファーを貰うことに。ゴールドマンサックスでの仕事内容や給与に満足しているだけに、想定外のオファーに混乱中。さてどうする?

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他業種(コンサル・弁護士)からプライベートエクイティ業界転職時の志動動機

プライベートエクイティの面接で聞かれる、何故プライベートエクイティ業界なのか、なぜ弊社なのか、10年後どうなっていたいのか、という典型的な質問。これらに、本来は素晴らしい回答に繋がる個別具体的な原体験があるにも関わらず、まったく面接で活かせない方が非常に多くいらっしゃいます。そして誰でも話せるような、退屈で抽象的な志望動機を話し、本音を適度に伝えれば受かったであろう方が、表層的に取り繕い過ぎてプライベートエクイティ面接で落ちてしまう人がたくさんいらっしゃるのです。

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