
GAFAの一角として誰もが知り、また使っているAppleの商品ですが、Apple日本支社でのキャリアを志向する際に知っておきたい5大ポイントとはどのようなものでしょうか?以下に解説します。
人を大切にするワークライフバランスのよい会社で、超高給は望まず販売系の仕事をするなら、アップル?
1.職務内容は販売関連が大半
アップルのようにグローバルに同じ商品を世界各地で販売する会社では、各国死者の仕事はセールス関連が大半になります。
チャネル開拓やセールス、カスタマーサポートなど販売系の仕事が大半であり、マーケティングなどのコーポレート昨日は本社のカリフォルニアに集中します。また世界一現金がたまっている企業なのでファイナンスの役割もありません。
商品とブランドが圧倒的に強いため、洗練された組織マネジメントがなくても売り上げが伸びます。結果的に人を成長させようという取り組みは弱い傾向にあります。
2.ワークライフバランスは良い
グーグルなどカリフォルニア発のIT企業に共通したカルチャーですが、ワークライフバランスは良いです。
正社員は20日を超える有給の完全消化が当たり前ですし、セールス系の仕事はシフト制、またサポート系の仕事は在宅勤務も多いです。
もちろん当サイトを訪れる方はショップでのセールスの一員ではなくアップル本社でのコーポレート機能を担うことを志望されていると思いますが、本社のワークライフバランスも好評です。
新卒で入って20年連続勤務という人も結構おり、子供ができても働き続ける女性が結構いらっしゃる会社です。(私が知る彼女は、US本社に異動しました。ちなみに大企業に特有の社内政治、とくに360度評価における政治的行動はこの規模の会社になると致し方ないとのこと。)
3.人を大切にするカルチャー
ワークライフバランスの良さとも関連しますが、アップルは人を大切にする企業カルチャーで知られています。
そもそも消費者向けのブランドイメージが重要で、従業員、契約社員も消費者でもあるため、彼ら・彼女たちに悪評が広まればそれが即、SNSやメディアで拡散し、ブランドイメージを大きく毀損してしまいます。
加えてカリフォルニアというリベラルな土地柄と、CEOがLGBTであることもあり、多様性を尊重・重視した「人を大切にするカルチャー」企業として有名です。
4.大半の仕事は高給は期待できない
本社でコーポレート機能を担うのであれば別ですが、極東の支社で販売を担う職種であれば、当然高給は望めません。
と申しますのも、その人のスキルや人脈でどうとなるというより、本社およびグローバルのブランドおよび製品力で業績の大半が決まるからです。
5.日本支社から提案や意思決定はできない
外資系企業の特徴、GAFAの特徴、または商品力とブランドがグローバルで強く、ローカル化される余地がほぼない企業の特徴でもあるのですが、重要な決断はカリフォルニアの本社が行うため、日本発のイノベーションやサービスを提言して採用される、といった展開は望めません。
アップルジャパンでのキャリアが向いている人の特徴とは?
以上を鑑みますと、アップル日本オフィスでのキャリアが向いている方の特徴は、以下に集約されます。
1.グローバルに強いブランド・商品の販売を、ワークライフバランスの良い人を大切にするカルチャーの会社で、
2.レビュー時の社内政治や「社員を成長させる姿勢」の弱さには目をつむり、
3.GAFAにイメージされる超高給は望まず、長く働きたい方に向いているキャリアだと言えるでしょう。