外資合コンでバレる!!飲み会の発言内容で分かる、1流、2流、3流エリートの違い

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仕事が出来る一流エリートは、合コンの流儀も一流だ。本コラムでは、一流エリートの合コン流儀に体現される「3人称の思考法」につき、まとめてみた。

「仕事とプライベートは別」とか「やり手金融マンでも、夜はみんな同じ動物」とか、勝手な整理をしてダラしなく羽目を外していないだろうか? 真実は、真逆である。

仕事が出来る一流エリートは、合コンの流儀も一流だ。本コラムでは、一流エリートの合コン流儀に体現される「3人称の思考法」につき、まとめてみた。

「3人称の思考法とは?」

簡単にいうと、この「人称の思考」は自分がいま発言している環境下において、「相手方として何人を同時に意識しながら語りかけるか」という発想である。

例えば1人称の思考法しかできない人は、相手とキャッチボールしてこその会話なのに、自分自身のことしか意識できていない。だから、延々と、自分の都合による要望とそれを正当化する論理をブチまける。

2人称の思考ができる人は少しだけマシだ。すなわち、発言をしている自分、プラスその発言を一番直接聞いてくれている相手を意識して話すことが出来るのだ。

ところが3人称になるとどうだろう。話しかけている相手どころか、そのシチュエーションを見守っている他の同席者全員の空気や気持ちを読みながら話し続けることができるのだ。

1流エリートは、公私共々3人称思考であり、3流エリートは、どうやっても結局1人称だ。

ここまで違う、1流〜3流による合コンでの発言内容

例えば、この3人がたまたま同じ合コンに出席すると、それぞれの流度のエリートたちは、以下のように振舞う。

容姿も中身も一流の美女のうち一人が、「私は海外旅行が好きで、ハワイもよく行くし、プーケットとかでサーフィンもしたりするほどアウトドア」と発言した。その返しに、次のような展開が始まるのは必至だ。

1人称でしか思考できない3流エリートが、待ってましたとばかりにまずでしゃばる。「俺明日からまたNYしゅっちょうなんだよな〜 もうANAのビジネスの食事食えね〜し、マジで。吉牛行きてえよ俺まじでさ〜」

こんな無価値な情報提供をしてくれたところで、容姿も中身もピカイチの美女からすれば「羨ましいな〜。そんなこと言うのすっごい贅沢〜。代わりに私がその出張行きたい笑」という返しが精々で、もちろんあなたの3流ぶりはバレバレだ。お会計後のLINE交換も、結果が見えているのでよしたほうがいいだろう。

2人称で考えられる2流エリートは、少しマシである。 「あ、サーフィンお好きなんですか。僕も実はちょっとやってまして。え?鵠沼海岸?ぼくいつもそこで滑ってます。あの最近倒産したMotomachiユニオンの前あたりで。今度ぜひ行きましょう。ちなみに僕いつもGoddessというところにボードいつも預けてまして、年間契約してるんでしょっちゅういくんですよね〜」

この内容は、喋りかけてる女子とは共通の話題なので一定の盛り上がりは達成できるだろう。しかし、周りはどうだろう。あなたの「Motomachiユニオン」発言あたりから、あんぐりしているに違いない。

同席している以上、発言する人は狭きながらも公共の空間を一時的に独占してそれを発言している。あくまで同席者全員が参加できる発言なり会話であることがマナーなのである。

その点、3人称で思考する1流エリートはすごい。「すごい海外旅行行ってらっしゃるんですね。なんかこんな国際的な淑女たちの前だと、僕だけドメスチックで恥ずかしいです。」

このさらっとした一見淡白な1行で、実はこの1流エリートは4つのことを3人称視点で成し遂げている。

その1:淑女を「たち」と複数形で表現することで、1:1の会話を瞬時に全体的な会話へとエレベートさせたこと

その2:3流エリートがANAのビジネスクラスだのとツッコミどころ満載の発言をした後に、敢えて「恥ずかしい」キャラで自己主張したことで、「羨ましいフリをするのに疲労困憊している」美女をリラックスさせたこと

その3:ダラダラ話さず、1行でスパッと発言を終えることで、「この人もお酒の席で色々喋りたいだろうに、それでも周りに譲る人なんだ」という別格の大人感を席上で醸成したこと

その4:そして何より、3流と2流の発言を揶揄して場をシラけさせることを回避しつつも、ANAビジネスクラスの機内食と最近倒産したMotomachiユニオンの話題に、静かに終止符を打ったこと

である。

これがなんと、実は仕事でも見事にそのまま現れる。

この3名が、同じ外資系証券会社のキャピタル・マーケッツ部門で上場準備をしているメルカリ級の発行体のCFOに自社をピッチしていることを想像しよう。

ANAビジネスクラスの話題さながら、3流ならこうピッチするのは間違いない。:「僕の出世がかかってるんで、ぜひ大きな案件やらせてください。美味しい銀座の金沢料理のお店、わたしがこの緑のAmexで持ちますので!」

二流も、頑張りはするものの残念な展開だろう:「ご期待ありがとうございます。確かに当社の差別化ポイントはご理解の通り海外投資家への接点でして、そこをちゃんと付加価値だと思っていただけるなら、きっと、え〜、はい、私が責任を持って本件ご期待に添えるよう頑張りたいと思います。」

一流は、違う。

ピッチ相手が、対面しているCFOだけでなく、同じく同席している諸々の幹部であることも意識している

だからこのようにいう:「まあ、海外投資家への接点なんでどうせゴールドマンに勝てません。また、御社は外資系各社から同じような売り文句を語られてそろそろお疲れじゃないかな、とお察しするんです。うちは前回類似のAI企業のIPOで公開価格300億円、初値がその1.8倍、そしてその後も株価は堅調でして、AIという評価の難しいIPO銘柄でも国内個人投資家と海外機関投資家、そして最終的にはザラ場の投資家のバリュエーション目線をしっかりマネージしてきた、という自負があるんです。逆にいうと、その実績だけで今ここにお邪魔する価値があると思ってお邪魔しています。」

これこそが、「合コンでの発言内容」で分かる、1流、2流、3流エリートの違いだ。ここまで読んでみて、上記「ANAビジネスクラス」または「潰れたMotomachiユニオン」の下りで思うところあり「ポッ」と赤面してしまった2流〜3流のあなたは、本コラム以降、何をするにもしっかり3人称で振る舞っていただきたい。

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