
GAFAの中でも最も高給でグローバルにして、日本支社のサイズが最も小さいFacebook。シンガポールなどでは元戦略コンサルタントなどからの転職が相次いでいます。今後日本でも採用が拡大されると目されるFacebookでのキャリアについて、知っておくべきポイントを解説します。
日本支社はGAFAの中で圧倒的に最小、エンジニアのみならず営業にも機会
1.明確なビジョン~Build Open & Connected Society
フェースブックは、世界をよりオープンでつながったものにする、コミニュティを社会につくるというビジョンを標ぼうしており、利益はその活動を支えるためのものにすぎないとしています。(表向きではありますが)
Social Value, Impact, Boldness, Move Fast, Opennessを5大カルチャーにしており、優先順位とスピードを重視したカルチャーが組織に浸透しています。
2.デジタル革命が直撃する業界で、世界トップクラスのプロダクト
巨大な広告業界はデジタル化、特にAI化で最も影響を受けますが、そこにFacebook, Instagram, What’s upといったグローバルトップシェアのアプリに加え、VR領域など多くの新サービス・商品を抱えています。
数十億という巨大なユーザー基盤を活用し、今後も世界で最も影響力の強い企業として高い成長性が見込まれています。
3.巨大グローバル企業にして、スピーディーなベンチャーカルチャー
GAFAの中でも最大級のFacebookですが、変化の激し業界において時代遅れにならないよう、常に一般ユーザーと企業広告主のためにサービス、商品の改善をハイスピードで行っています。
日本では組織が2020年前半で100人規模とGAFAの中では圧倒的に小さく、グローバル大企業にしてスタートアップ企業のサイズと文化で働くことが可能です。
4.ワークライフバランスがよく、フラットで人を大切にするカルチャー
5時前帰宅、在宅勤務、カフェ勤務、直行直帰など、働き方は個人の裁量に任される余地が大きいです。無駄を嫌うカルチャーなため、長時間勤務が評価されることはありません。
グローバル一律に20日の有給休暇があり、これもほぼすべて消化が推奨されます。
組織に階層が少なく、女性が働きやすく、多様性を尊重する、シリコンバレーのスタートアップカルチャーがグローバルで重視されています。
5.高い報酬と優秀な人材
報酬は業界最高水準で、戦略コンサルのトップファームからもさらに高給で人材を採用しています。
日本ではまだこの動きは盛んではないですが、アジアではシンガポールなどでこの動きが広まり、トップMBAからフェースブックに入る方も非常に多くいます。
6.日本支社固有の日本文化~拡大しない組織と密室での解雇
ダウンサイドですが、日本支社は人の入れ替わりが激しく、解雇される局面での密室性、上司の一存ですぐに人がいなくなるなど、上司と会わなかったときの不透明性が問題視されています。
フェイスブック本社のカルチャーが日本的に変わってしまっている箇所もあり、組織拡大が遅れているのはそのビジネスモデルが人をあまり必要としないから、という理由だけではありません。
フェイスブックへの転職に向いている人は、こんな人
最後にまとめますと、フェイスブックへの転職が向いている方は、
1.グローバル企業のグローバルな環境で、業界が激変する広告業界において、2.オンラインコミニュティを作るというアプローチで稼ぐ業態で、
3.エンジニアか広告コンサルティングセールスができる方で、
4.英語が得意な方で、
5.密室での解雇に予防措置を打てる政治センスの高い方
にとって、フィットが高いと言えるでしょう。