永久ベンチャーは永久に給料が上がらない?DeNAへの就職とDeNAからの転職!

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”永久ベンチャー”の標語の下、優秀な経営陣と世界を目指す大きなビジョンと、新卒時の多少高めの給料で多くの優秀な若手社員を集めたDeNA。しかし時は流れ2020年代においては、海外投資及び非ゲームエリアでの失敗、旧態依然とした経営陣、消極的な人材投資が災いし、”永久に給料が上がらないベンチャー”という不名誉な転職理由もチラホラ。それでも優秀な社員の多さには定評があり、配属先と上司に恵まれれば魅力的な数年間を送ることができます。そんなDeNAへの就職とDeNAからの転職理由を、6ポイントに纏めます。

永久ベンチャーは永久に給料が上がらない?DeNAへの就職とDeNAからの転職!

優秀な経営陣と高い収益性・成長性に加え、多少高めの新卒給与で高学歴社員を集めたDeNA。

しかし栄枯盛衰と諸行無常の響きあり、日本発の”永久メガベンチャー”は、20代の数年働くには良くても、人材育成への投資と給与アップサイドが限られており、”永久に給料が上がらないメガベンチャー”の様相も呈してきています。

過去の栄光で優秀な人材を大量採用しただけに、会社の成長性と、そこで働く自分の成長性に不安を覚え、DeNAから転職する人が多くStrong Careerに登録しておられます。

以下ではDeNAからの転職志望パターンと、それでもDeNAに入社することが合理的な人の特徴を解説します。

1.能力の高さで知られたDeNA経営陣も、ピークアウト

著名社長と周囲の優秀な経営陣で知られたDeNA。

しかし創業後長い年月が経ち、過去の成功パターンが通じず若い感性が必要となる局面であるにも関わらすず、経営陣はよく言えば安定、言い換えれば変わり映えがしません。

優秀な若手抜擢が重要なインダストリー4・0時代のIT企業にとって、既に業績が頭打ちになって久しいのに経営陣が変わらないことから、現行経営陣に不安と不満を感じて、DeNAからの転職を志望する人が増えています。

2.成長性への疑問:Google越えを目指した過去のDeNA、今やメインのソーシャルゲームも頭打ち

モバイルプラットフォームビジネス隆盛期に企業価値を高めたDeNA。当時はGoogleを超える世界のプラットフォーマーを目指すという姿勢で多くの優秀な社員を集めました。

しかしその後、手を出した海外投資は大方失敗し、非ゲーム分野への進出も鳴かず飛ばず。

結果的にゲーム企業の枠を出ることができず、その本体の業績も陰りが見えています。

成長志向が強く大きなビジョンに惹かれて入社した人が多いだけに、成長期待の低下がDeNAからの転職動機に繋がっています。

3.DeNAは、人材育成に金を使わない

人材はビジネスの現場でこそ育つという考えのもと、DeNAは主体的・能動的にやりたいことを考え手を上げられる人には成長機会が多いことで知られていました。

しかしながら、そもそも成長の方向性が上記の”国内ゲーム会社としての増収増益”であれば、その成長の方向性に魅力を感じなくなる人が多くなるのも自然の流れです。

OJT中心の裏返しで社員研修に資金を投じず、また人材育成をすることが社員のパフォーマンスレビューにも関係しないため、”人を育てる姿勢”の弱さから、DeNAからの転職を考える人が多くいます。

4.新卒時は多少給料高めのDeNA、その後の昇給幅が僅か

新卒時にオファーされる給料に飛びつくのは危険です。多くの日系大企業は、入社時の給与こそ横並びが多いです。

しかし、その後潤沢な福利厚生や30にかけて1000万に迫る給料、また地震が起きてもコロナ不況が起きても水害が起きても、多少の不況では解雇されない盤石の安定性があります。

これに対し、DeNAは新卒時の給料は日系大企業に比べ多少高めですが、その後の昇給幅の少なさで知られており、これが他社への転職動機の一つとなっています。

5.世のため人の為というより、利益率の高いゲーム偏重

優秀な新卒を雇うには、多少高めの給料と、その仕事の意義のアピールが効果的なもの。社会貢献を謡い、グローバルな成長と世界トップを目指すという大きな打ち上げ花火に引き寄せられた若手社員も少なくありません。

しかし蓋を開けると結局、利益率の高いゲーム偏重のビジネスモデルに意義を感じられず、会社が実際に提供しているバリューに共感できずに転職していく人も数多くいらっしゃいます。

そりゃそうですよね。特段ゲームが大好きな人でない限り、自分がキャリアを捧げて作っているものが、携帯オンラインゲームに熱狂するオタクからお金を落としてもらうものという現実に、高揚感は感じずらいものです。

6.優秀な人材は多く、現金も潤沢

過去の栄光は過ぎ去りつつあるDeNAですが、それでも自分が求めているもの次第では、満足度の高い就職先になりえます。

一つ目は、そもそも数年しかいるつもりが無いので、入社当初の給与が高めであれば給与に不満はないタイプ。

二つ目は、メガベンチャーを謡いつつも大企業化しているカルチャーが、安定志向の自分に合っているタイプ。

三つめは、それでも優秀な若手社員が多い会社なだけに、配属先と上司に恵まれ、会社全体はどうであれ、自分が置かれている環境はハッピーなケースです。

ですので、あらゆる大企業がそうであるよう、企業全体の方向性や勢い、内外からの評価が落ちてきているとはいえ、自分が置かれている個別特有の環境と条件が自分にフィットしていれば、話は別です。

特に終身雇用を期待していて、数十年後の会社の先行きが心配でない限り、現状を悲観する必要はありません。

以上、DeNAからの転職志望動機と、DeNA入社が合理的な人のポイントを解説致しました。御参考願えれば幸いです。

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