
マッキンゼー・BCGを志望する会員の志望動機を紹介します。当セミナーに参加された医師、官僚、大手自動車メーカー勤務の方の回答事例(使用了承済み)です。「こうなってはいけない事例」として、ご参照ください。
3大残念コンサル転職志望動機~ダメダメな医師と官僚とトヨタ社員の残念事例とは?
ER勤務医 (マッキンゼー志望)
他のファームに比べ創造性が強いと感じたため。規模が大きくさまざまな経験ができると感じたため。
大手官公庁→大手金融機関 (マッキンゼー志望)
説明会を聞きにいったときに、その説明のスマートさ、洗練された話しぶりなどが一番印象的だった。
良くも悪くも、「業界トップ」の自負が感じられる。
1番手の洗練さと2番手のやんちゃぶり、というのはいろんな業界で共通して言われる特徴だが、自分は外部環境(自分たちより上をいっている1番手をおいこすぞ!)にモチベーションを見出すのではなく、自分の内面(現在1番であっても努力を怠らず、つねに最善のものを提供し続ける)、自分を律するところにモチベーションを見出すタイプなので、マッキンゼーのコンサルタントのふるまいやプレゼンの方法、カルチャーに一番親しみを感じた。
仕事をする上で、こういったフィット感は自分にとって非常に大事である。また、官庁からの人材登用も多く、「役人はねー、使えないんだよね」と言った偏見をもっていないところも自分にとっては働きやすい(実際にそう言われることが何度もあったので)。
大手自動車会社 (BCG志望)
自分のやりたいこという視点では、以下の点でフィットすると考えるため
・プロジェクトベースでの仕事のため、短期間に超高速でコミットすることができる(コンサル業界全体に対する志望動機)
・第三者であるがために、遠慮や甘えを廃しコミットできる(コンサル業界全体に対する志望動機)
・コンサルの中でも、具体的な「目に見える成果」を特に重視したファームだと感じており、具体的な企業変革を起こすという自らの想いと合致する(特定のファームに対する志望動機)
自らの成長という視点では、以下の点が志望理由。
・極めて、「人」に拠る部分が大きい業界であると考えるため、自分の人生の方向性を自分で決められる部分が増える
・(コンサルという業種は)突き詰めれば接客業であり、アウトプットの質のみならず、人間的魅力といった部分も含めた全人格を鍛えられる
講師からの講評
1人目の動機は極めて幼稚。規模の大きなところなど複数ある。
2人目は官公庁関連のところは説得力がある。実際マッキンゼーは官庁出身を結構採用している。
3人目はアウトプットの質のみならず人間的魅力が重要なのはコンサルを正しく認識しているが、なぜ御社か、というところに繋がっていない。