貴方の”地頭の良さ”がを活かした就活とは?職業別に異なる地頭の良さ3パターン!

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どうせ仕事を選ぶなら、勉強になる、だけでなく、自分の脳の特性的に、向いている仕事を選びたいですよね?地頭とは、定義が一定ではないだけに、よくよく考える必要があります。また業界によっても、最も活躍できる人の「頭の特性」は異なります。単なる論理的思考能力や記憶力など、受験勉強で測れるものは、地頭の一部にすぎません。学歴や職歴で測れない、企業にとって最も重要な「地頭の特性」とはどのようなものでしょうか?それらは、どのように自己鍛錬できるのでしょうか?以下にそのポイントを、解説します。

貴方の”地頭の良さ”がを活かした就活とは?職業別に異なる地頭の良さ3パターン!

新卒就活生会員の方からの御相談

「地頭が良い人」とは具体的にどのような能力を持った人なのでしょうか?
また、その能力を身に付けるためには具体的に何をすればいいのでしょうか?

講師による回答

本質的なパターン思考でトレーニング

地頭の定義次第だが、ビジネスで言うところの地頭で重要なのは「判断力」と「学習能力」である。

「判断力」とは複合的な概念だが、その重要な構成要素として一般的に思い浮かべがちなのは、本質的なモデル思考能力、論理的思考能力、構造化する能力と、判断の優先順位で「信頼」を最優先して考えられるかどうかだろう。

言い換えれば、思考回路が「信頼第一」になっている人は、ビジネスパーソンとしての判断力が優れていることが多いのだ。

地頭力①構造化思考の習慣:日頃から、構造化して考える癖を持とう

本質的なパターン思考とは、日頃の思考で、癖のように本質的な構造を考えることで、改善される。

物事を具体的・表層的・現象的にしか考えるのではなく、それと似た事例を類推し、そこに共通する抽象的な法則を意識しながら物事を考えることを薦めたい。

いわば、問題を抽象的な骨格のレベルで考えよとでもいっておこう。

物理でも計量経済でも、モデルを構築して仮説を検証するはずだ。

その思考方法をあらゆる定性的な議論にも当てはめれば、あなたの助けになるだろう。

このように、具体的な事象に関し、本質的な要素を抽出して構造化するのが得意な地頭は、戦略コンサルなど「構造化して分析すること」が重要な仕事で、重宝がられる。

地頭力②業界別に使うCPUは違う!~外資系投資銀行で強みとなる「地頭」は、正確さ・スピード・そして耐久性

ちなみに地頭といっても、当然コンサルに求められる頭のよさと、投資銀行に求められる頭のよさ、正確には“仕事に使えるかどうか”は当然変わってくる。

貴方の脳のCPU,メモリーの基本スペックは当然どの業界に行っても使えるが、行動特性/性格の向き/不向きで“その仕事に使えるかどうか”は大きく異なるものだ。

たまにゴールドマンなどで“貴方の頭がいいと思うところは、どんなところですか?”みたいな質問が来るが、是非その業務に即した頭のよさを意識して答えて欲しい。

たとえばIBDなら迅速さ、正確さ、細かさ、慎重さ、など等。。。 

またコンサルなら仮説思考、論理思考、ファシリテーション能力等、一年目の業務に求められる頭のよさについて、ご自身のセールスポイントを編成することをお勧めしたい。

地頭力③信頼できるリーダーシップが、ビジネスの地頭(思考特性)にとって本質的に重要

なお、学生のころは頭が良いのが至上の価値観であることが多いが、社会人になれば肝心なのは、何と言っても“信頼”またそれに基づく“リーダーシップ”“チームワーク”である。

よって、仮にあなたにそのような原体験が本当にあるのであれば、自己アピールや志望動機につなげるのをお勧めしたい。(逆に、そんなリーダーシップがなく、かつ学習しても向いている人に勝てる見込みがない場合は、往々にしてご自身は人を使うマネジメントタイプではなく、自分で手足を動かすプロフェッショナルタイプであることも多いだけに、職選びを再考されたほうが良いかもしれない。)

面接やMBAのエッセイでも、同様の理由か、やたらとリーダーシップ、チームワークの経験をひたすら問われることになるので、数年後のこの課題に向けて日々考え、実践するとよい。

仕事のクオリティに関しては、チームワークだったりリーダーシップだったり、集団で働く時の生産性を(参加者全員にとって気持よく)向上させる能力こそが、アウトプットの成否を決めるのである。

あらゆるビジネスで共通して重要な「地頭」の強化法は、信頼・誠実さを日々の判断基準にすること

最後に、「変容力」と「新しい価値を考える力」の重要性を指摘しておきたい。
変化が激しい2020年代、最も重要な地頭(思考特性・習慣)は、変化を受け入れて自らを変化させる変容力であるとも言えるだろう(ロバートキーガン教授  Immunity to Change 参照)。

また他社や他人の動きをベンチマークするのではなく、実現したい新たな価値を考え、その実現のためにビジネスモデルとリソースとチームを設計調達する、アントレプレナーシップが重要なのである。

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