アクセンチュア転職で悪戦苦闘しないために~他コンサルと比較した時の10大特徴!

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アクセンチュアへの転職・就活を志望される際の、他のコンサルティングファームと比較した時の10大ポイントを解説いたします。

アクセンチュア転職で悪戦苦闘しないために~他コンサルと比較した時の10大特徴!

最大規模のコンサルファームにして、成長速度が最も早いコンサルファームでもあるアクセンチュア。以前のザ・ブラック企業の汚名も、プロジェクトPRIDEで大幅に返上し、東大・京大生の中で最も人気のある就職先ランキングの上位常連にもなっています。

他のコンサルティングファームと比較した時の、転職、就活時に検討すべき10大ポイントとは何でしょうか?以下に解説します。

①コンサル・プロセス・システム導入を一気通貫で出来る数少ないファーム

アクセンチュアは社内に戦略、コンサルティング、オペレーション、テクノロジー、デジタル、セキュリティと広範なグループを擁しています。戦略立案で終わらず、その下流のBPOとシステム導入で付加価値を提供できる案件を中心に獲得していきます。

グローバルな時価総額は実に10兆円に迫り、単純比較はできませんがMBBよりよっぽど大きな、収益性の高いコンサルティングファームでもあります。資本市場の観点で申せば、この巨大規模にして最も高い成長率を誇る、株主視点では非常に優良な企業でもあります。

②デジタル分野でコンサルティング業界最強の強み

デジタル分野でコンサルティング業界最強に躍り出ており、近年の急速な業務拡大の多くも、このデジタル分野がけん引しました。

この規模のファームで10年間で倍速の成長を遂げているのは、デジタル分野への注力戦略の成功が大きな要因です。

テクノロジーやデジタルトランスフォーメーションを学びたい人にとって、希望先に入れれば、魅力的な学習機会が提供されます。

③もうブラックとは言わせない~働き方改革の進展

一時はハードコアな体育会系カルチャーで知られ、大量退職者と会社への恨みで有名でした。しかし近年では最も働き方改革、通称プロジェクトプライドに成功した企業として有名になりました。ダイバーシティにも力を入れており、女性、LGBT、海外スタッフ採用にも積極的です。

また女性に優しくとの方針を打ち出しており、女性管理者比率を引き上げるために、女性コンサルタントの待遇改善でも知られています。

残業時間は大幅に減り、モラハラやパワハラにも最も厳しいコンサルティングファームとしても知られるようになりました。

④フラットカルチャー

Think Straight, Talk Straightを企業カルチャーとして標榜するだけあって、ロジカルに筋の通ることであれば年齢に関係なく、上にモノ申せるカルチャーを擁しています。(もちろん、力のあるMDにTalk Straightに文句言えないのはどこのフラットカルチャーを標榜する企業でも同じなのですが)

⑤いやな仕事、人にはNoと言える?

これが大組織のコンサルファームのわりにユニークな点なのですが、社内における自分のキャリアカウンセラーも、合わなければ交代を願い出れます。またどうしてもプロジェクトメンバーやクライアントと合わなければ、プロジェクトからの脱退を申し出ることもできます。

もちろんこれを繰り返していると、単なるクレーマーの”モンスターコンサルタント”になってしまうわけですが、人商売のコンサルティングだけに、人との相性の問題でひたすら疲弊する、という”ありがちな残念事態”を避ける試みがなされているのはポジティブに評価できるでしょう。

以下は、アクセンチュアを志望する時に考慮すべき、潜在的なダウンサイドです。

⑥システム導入ありき

ビジネスの主軸はシステム導入からくるので、”戦略コンサルとオペレーションコンサルを所有するシステムインテグレーター”という表現が、コンサルティングファームというより近いビジネスポートフォリオです。

クライアントへのバリュークリエーションに真剣に取り組む一方で、結局は自社提供のソリューション販売に結び付けるので、プロダクトアウトになりがちだという批判は昔からつきものです。

また結果として、SAP導入案件も多く、望まないシステム保守の仕事に長らくアサインされて、嫌になって辞める人も多いので、入社時に自分がアサインされる仕事の期待値合わせをしっかりと行いましょう。

面接時に合わせたはずの認識が往々にして入社後守られないこともあるので、この点くれぐれも認識をすり合わせておきましょう。

⑦急速な増員でスタッフの質の低下

一万人を超え、毎年2000人レベルで採用している巨大組織です。大量に中途採用も行っており、難関大学からしのぎを削って入社してきたプロパーコンサルタントと比べて質の低下がささやかれるのは、急速に成長しているコンサルファームにつきもののダウンサイドと言えるでしょう。

⑧経済後退局面でのリスク

大規模システム導入、常駐型案件が多いということは、景気後退局面で仕事が一気に減るリスクを意味します。

10年以上続く市場最長ともいわれる現在のブルマーケットが終われば、特に収益率の高い金融機関向け案件を含め下降局面は避けられず、大量採用の反動で大きな人員削減リスクも存在します。

現在は””アップオアアウト”ではなくアップオアエルスウェア”と呼ばれ、昇進できなかった戦略コンサルタントは社内のシステム部隊などへの異動で解雇を避けられる局面ですが、ここの仕事が減少すれば、解雇リスクが高まるのは必然でしょう。

⑨大規模組織につきものの、熾烈な社内政治

組織が大きな企業につきものですが、特に評定で自分の評価に関わるマネジャー層に気に入られ、また自分を売り込んでくれるキャリアカウンセラーと親密な関係を築けない人は、昇進スピードが遅れてしまいます。

この点、人好かれしない、コミニュケーションが得意でないというタイプの人は、数年お勉強程度の志望動機ならまだしも、組織でMDを目指して頑張るのは向いていないともいえるでしょう。

⑩マネジャーに上がると、オールブラックス?

働き方改革の反動で、新卒入社6年目までのスタッフと呼ばれる人々が残業できなくなった分、昔のハードコアカルチャーに慣れていて、残業時間規制が当てはまらない”できるマネジャー”に大量の仕事のしわ寄せがきています。

しかしながら事業拡大局面で人員採用競争が激しく、しかも労働時間は削減する風潮なので、結果的にできるミドルマネジメントに仕事のしわ寄せがくる構造になっています。よって、マネジャーに上がるタイミングで退職を選択する人がでているくらいです。

以上、アクセンチュアを志望する時に、ご自身とのフィットを考慮するためのポイントを解説しました。皆様の納得いくキャリア選択と、カルチャーフィットの高い職場選びの一助に慣れれば幸いです。

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