結局のところ、キャリア選択と面接対策で重要かつ最も効率的なこととは?

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キャリア選択は、結局のところ①志望業界で勤務経験があり業界を理解している ②個々人の適性・強み・弱みへの洞察力がある ③無理にビジネスのために転職を進めてこない、信頼できる「業界の先輩」に相談するのが一番です。

キャリア選択と面接対策で、最も効率的なこととは?

ストロングキャリアでは連日、プライベートエクイティ、戦略コンサル、外資系投資銀行などプロフェッショナルファームへの転職相談、ないしこれら業界からの転職相談を数多く頂いております。

その多くが弊社サイトを始め多くの情報を入手されているのですが、やはりキャリア相談をなさる方に、御志望先の面接で聞かれる質問を投げかけますと、大抵の方がかなり、しどろもどろになってしまいます。

マッキンゼーやボストンコンサルティンググループ、ベインなど戦略コンサルティングファームで勤務し、またゴールドマンやJPモルガン、モルガンスタンレーなどでファイナンスの実務経験も有する方々が、ないしハーバードやウォートンでMBAをとられた方々でも、面接でその実力を発揮できないことが多いのです。

特に表層的な面接対策を行った方に限って、逆に御自身を過小評価させるような回答をし、本来ならば入れたはずの会社から見送られてしまうケースは少なくありません。その5大理由を以下に論じます。

①本当の志望動機を隠し、表層的な志望動機に終始

まず、本当の志望動機を言っていいのかどうかで逡巡している人が非常に多いです。もちろん、キャリーで何億と稼ぎたいからとか、ゴールドマンIBDの仕事は忙しすぎるとか、職場の上司と合わないとか、言い方と他に言うこととの組み合わせに注意すべきは当然です。

本音だけれども言いにくい理由のトップ2がもっと給料が欲しい、もっと自由時間が欲しい、なのですが、重要なのは「本当にその志望先の業界・企業で経験・学習したいことがあるか」であり、それを自分自身が求める理由を、きちんと言えない人が非常に多いのです。

コンサルですと10中8,9が、もっと長期的に経営にコミットしたいとか、ファイナンスも勉強したいとか言う方が多いです。逆に投資銀行部門ですと、経営を学びたいとか、アドバイスだけでなく、投資家側に回りたい、という人が大半です。

ただ肝心なのはなぜそう感じ、思ったのか、その原因をつくった原体験を、聞き手が面白いと感じ納得するレベル感で話せるように、壁打ちをできる人に相談することが望ましいです。

②本当は売りになるストーリーなのに、気付かず、繋げられていない

次に多いのが、「何故?」「具体的には?」「いつから?」と散々掘り下げる質問をしつこく繰り返してようやく、ものすごく面白い話を始める人です。これは、自分自身のどんな経験が、志望先の業界や会社、面接をしている人にとって、面白く響くのか、肌感覚でわからない人が非常に多いのです。

例えば子供の時にお爺さんをお墓参りしていた時に、そこにいた人に言われた言葉が原体験になったとか、中高時代の運動会に一年打ち込み、棒倒しで負けた時に得た教訓とか、打ち込んだ部活でバラバラだった部員を纏めるために行った苦労話といった、幼少期の原体験。

または社会人になってから参画したコンサルプロジェクトで戦略は正しかったが社長がダメで倒産したケースとか、売り先を間違えて、売り先の新経営陣によって会社が傾いた話とか、話を聞きだして掘り下げ、志望先業界への志望動機として原体験レベルで繋げることが重要です。

しかしながら大抵の面接官や中途半端なコーチは適切なレベル感で掘り下げてくれないため、貴方の秘めたる想いの源泉が表に出ることは、なかなかありません。重要なのは、適切なレベル感まで掘り下げ、貴方自身が自分自身に向き合い、それを効果的にアウトプットするサポートの存在なのです。

③他の選択肢ではなく、なぜこのキャリア選択をするのかに説得力がない

この「志望動機が絞れていない」問題は、プライベートエクイティ業界転職志望者に限らず、多くの転職志望者が直面する課題です。そもそも、断片的にかじるか勉強はしていても、その実態を経験したことが無い仕事への志望動機など、その実態とある程度かけ離れているのは、やむを得ないことです。

そんな中、「それだったら、バイアウトファンドではなくコンサルに居続けたほうがいいでしょ」「それだったら、バイアウトファンド入ったあとも、投資チームではなくオペレーティングパートナー路線だよね?」とか、「それならPEではなく、投資銀行でディールアドバイザーやってるほうが向いているんじゃないの?」という、「志望動機と志望先が合っていないよね」という話をしてしまう方は、非常に多いものです。

ストロングキャリアでは、個々人が仰っておられる志望動機が他の選択肢の方が合理的ではないのかというチェックや、10年後のビジョンが、果たしてその業界で本当にメイクセンスするのか、その業界で働いている講師陣が親身になって、懇切丁寧にアドバイスしております。

④志望企業が聞きたがるような話を、表層的にパッケージングして退屈な話をする

これも優秀でありながら、面接が下手な人に共通する典型的なクセです。生真面目なので、アプライ先の企業がどのような戦略を有していて、どのような人材を求めているかに関して、しっかりと下準備をした面接回答を準備してくる方は多いです。

しかし、いかにもホームページに書いてあるようなことの繰り返しに終始し、誰でも言える表層的で退屈な志望動機になってしまっている優秀な候補者は、ゴマンと存在します。

やれ、日本の中小企業の成長力を高めたい、やれ日本企業のコーポレートガバナンスを強化したい、やれ医薬・食品分野に特化したディール経験を積み上げたい、やれ実績豊富なファンドで働きたい、云云。

これではHPや会社説明資料に書いてある通りで、聞いている採用側も極めて退屈で、具体的に裏打ちされたポイントも出てこないので、「白々しい、皆が言うような話を、釈迦に説法されて終わったね」となってしまうのです。

⑤自分がやりたいことではなく、転職エージェントが入れたいところに転職

そして最後に気を付けなければならないのが、転職エージェントに薦められるがまま、転職先を決めてしまうことです。エージェント業界では大抵、早く内定を出してくれて、成功報酬の割合が高いかリテーナーフィーを払ってくれていて、かつ大量に雇ってくれている会社に、候補者を送り込もうとします。

これに対しストロングキャリアでは、お話を深く伺ったうえで、向いていない御仕事は求人需要が強くてもお勧めしないことを徹底しております。また弊社経由ではない会社様に転職されましても、何の問題もなく無料キャリアコーチングセッションを提供しております。

これは、ストロングキャリアの運営チームメンバーはそれぞれがこれらプロフェッショナルファームで勤務するなどしており、優秀で謙虚な人材と信頼関係を築き、良質なネットワークを形成することを優先ししているからです。

キャリア選択と面接対策で重要かつ最も効率的なこととは?

まとめとなりますが、転職をお考えの際は、結局のところ志望先の業界のメンター的存在に話を聞くのが一番効果的です。

そもそも自分のストーリーや回答内容は志望業界内部の人にとってどう響くのかに関し、志望業界先の先輩に話を聞いてフィードバックを貰うのが、最も効果的なのです。

もちろん、その業界の先輩の個人的な見解を一般化することなく、また自分自身という個別ユニークなコンテクストに当てはまるのかを考えることも重要です。

新卒時と違い、転職に関してはバックグラウンドや過去の経験、出来ることが大きく変わるため、極めてカスタマイズ性の高い、パーソナライズド・コーチングがその重要性を増してきます。不特定多数向けに、ターゲット読者層の最大公約数的なペルソナ向けに書かれたコラムを読むだけでは、その内容の消化率もおぼつかないものです。

優秀で謙虚な皆様のキャリアメンターとして、ストロングキャリアでは皆様の志望業界で活躍中の講師陣が、オンライン・キャリアコーチングセッションを無料提供しております。御関心頂けます際は、会員登録お済ませのうえ、こちらよりご連絡ください。御志望内容に即した講師を選定し、30分程度のズームミーティングを設定させて頂きます。

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