
ランチタイムに同僚とご飯に行ったときに、つい本音が漏れるモノです。コンサルに入って楽しんでいる中間管理職が語る、コンサルの世さとはどのようなものでしょうか?「コンサルに入ってよかった」と思っている人の、典型的な3大理由について解説します。
いろんなお客さんと多様なプロジェクトで、実行には責任を負わない心地よさ
今日、ランチタイムに丁度隣の席に30前後のコンサルタント2名が座っていて(会話内容から一発でわかる。)、お互い”で、なぜコンサルをそもそも選んだんですか?”みたいな話をしていた。まさかこのStrong Career講師陣の私がたまたま隣に座っているとも知らずに、ぶつぶつその”本来の志望動機”を語り合っていたので、ここに書き記そう。
まず第一に、多くの会社をクライアントとして働けるから。事業会社に入ると、比較的に多様な仕事内容のルーティンになるから、よっぽどやりたいことが決まっているわけでもないなら、向いてない仕事で何年も過ごすことになりかねない。その点コンサルは多様な業界を経験できるから、というのを挙げていたが、これは極めてオーソドックスな、コンサル100人いたら90人以上答えそうな志望要素の一つである。
第二、いろんなプロジェクトで働けるから。研究開発や金融やオペレーションやマーケティング、製品開発や長期ビジョンなど多様な種類のプロジェクトに参画できることを挙げていた。
第三に、彼はこの点結構正直なのだが、”考えることは好きだが手を動かすのは嫌いだ”というものだ。戦略とか考えなければならないところは考えて、実行は他人任せ”という働き方が気に入っているというのだ。
既に30は超えていて新卒から入っているみたいなので、8年はコンサルキャリアのある方のランチタイムのつぶやきだったが、”典型的なコンサル中間管理職のコンサル志望動機”としてご参考になればと思い、書き記すこととした。
こう考えるとやはり、業界軸にしても機能軸にしても2軸で経験値を広くでき、かつ実行に責任を持たないというのが特徴なのである。ただよく”コンサルは実行しない”と文句を言うのはこれは的外れであろう。業界に関しても機能に関しても広いのだから、実行の長年のフェーズに入っていたら本来のこの”広い経験が売り”のコンサルから、離れていくのだから。