GEジャパン~リーダーシッププログラムは、マッキンゼー・GSより魅力的??

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かのジャックウェルチが率いたことでも有名なGE。長年の歴史で常に世界トップ企業の一角に入り続けるのは、その「リーダーを輩出する力」にあると言われています。実際にGEのグローバルリーダーシッププログラムは世界各国から選抜された優秀な人材に、多様な成長の機会が与えられます。一方でリストラが多く日本でのプレゼンスは縮小し、評判の良かった社長も某カード会社に転職しました。そんなGEへの転職のメリット・リスクに関して、以下に論じます。

幹部候補養成プログラムは、グローバルビジネスリーダーへの最速パス?

1.グローバルな舞台での、リーダーシップ養成の機会が充実している

このプログラムは日本ではあまり知られていないのですが、GEのグローバルリーダーシッププログラムは、世界をまたにかけた大企業での幹部キャリアを目指す人にとって、この上ない成長の機会を提供します。

若くしてアメリカ、イギリス、ドバイなど半年~2年単位で赴任でき、多様なビジネスに幅広く携わることが可能です。

このグローバルリーダー養成プログラムに入っているかどうかでGEでのキャリアのアップサイドに大きな差が出ます。私の友人も数人ドバイ、シンガポール、インドネシアなどで働いていますが、総じて満足度が非常に高いプログラムとして定評があります。

2.世界的なブランドの強さ

GEは特定の業種で名をはせているというよりかは、リーダーシップ養成企業として有名です。

世界の経営ベストプラクティスを学ぶならGEといわれるほど、世界中で高いブランド力を有しています。

特にGEリーダーシッププログラム卒業のスタンプは、世界のどこで働くにしてもレジュメを燦然と輝かせます。

日本ですとマッキンゼーやゴールドマンサックスのほうが人気がありますが、GEのリーダー養成コースも、世界の労働市場で最も高く評価されるプログラムの一つに数えられています。

海外のトップMBAの学生の中でも、多国籍企業での幹部キャリアを志向する人にとっては、最もブランドの強い多国籍企業の一つです。(ちなみに日本ではあまり知られていませんが、他にもネスレやカーギル、サムスンなど様々なグローバル企業が、MBA向けの幹部養成グローバルリーダーシッププログラムを提供しています。)

3.中途転職組でも活躍できる、自由でフラットなカルチャー

日本支社は転職組が大半であり、昇進の際も転職組が新卒入社組に比べて、不利に扱われることはありません。

またGEの「世界一流のビジネスカルチャー」にも定評があります。スピード経営が重視されており、日本の伝統的大企業のように”延々と稟議や根回しに時間をかけ、会議では一言も話さないのに参加している人が大量にいる”ということがありません。

4.社内政治も含めた実力主義で、リストラが頻繁

アメリカの大企業特有の、苛烈な社内政治があります。また本社からのトップダウンに逆らうことはできず、直属の上司の人事権も強いです。

事業ポートフォリオの組み換えも頻繁かつ決断が速いので、ある日部門ごとまとめて売られたり首を切られたりというリスクを心得ておきましょう。

5.日本支社はリストラモード

多くの多国籍企業がそうであるよう、日本市場の相対的地位の低下に伴い、事業売却などリストラが進み、ポジションが一気に減りました。

給料も30で千万、40で1500万と、リスクが高いわりに報酬水準が総合商社に比べてやや劣ります。

国内事業の成長や金銭的なアップサイドを重視される際は、GEへの転職はお勧めできません。また事業組み換えが速いので、長期的に安定キャリアを志向する方にも向いていません。

以上、GEでのキャリアをお考えの際に、ご参考いただければ幸いです。

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