コンサルや金融、PE業界で、「退職するときの直接挨拶」がメチャ重要な理由とは?

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転職が多いコンサルで重要なのは、退職時の挨拶である。挨拶は相手を重視していることを示す機会だからだ。出世を目指すなら、3日で忘れて永遠に役に立たないビジネス書を多く読むよりも、たくさん心のこもった挨拶をした方が、実は近道なのである。

コンサルや金融、PE業界で、「退職するときの直接挨拶」がメチャ重要な理由とは?

外資金融にしてもコンサルにしても数年で転職することが多いが、肝心なのは退職の時の挨拶。

これ次第で人は自分が重視されているかどうかを感じるので、退職時に丁寧に個人的にメールを送ることは(たとえそれが数百名に及び果てしない作業になっても)非常に重要だ。

彼等・彼女らとの関係を強化する絶好の機会であり、節目節目の丁寧なあいさつは投資対効果が非常に高いのだ。

他人の又聞きではなく、自分で伝えることの大切さ

退職時に非常によろしくないのが、他の人の口から伝わってしまい、”え、私きいてないんだけど”となるケース。

そして最悪なのがメディアに出てしまい(有力PEファームとかだと、自分が退職すると業界の英字新聞に出たりする。私もMBAに行くために退職した時、私の退職に関する記事が出て、恐縮したものである)自分から挨拶する前に、全員が知ってしまっているケースが最悪である。

このメディアというのが曲者で、私も経験があるのだが、やれゴールドマンがどこぞのホテルを売った、やれベインキャピタルが数千億集めた、とかいう記事の下に突然 、私がA社を退社して、B社に移るという”どう考えてもどうでもいいニュース”が業界誌に出るのだ。

出来れば静かに転職したいものだが、メディアに突然出てしまったとたん、色々な人にいそいで転職の挨拶をする羽目になってしまった。

すると表向きは言わなくても、内心「私との関係を重視していないな?」とへそを曲げられてしまうものなのだ。

相手を重視していることを示す、格好の機会

自主退職であろうと、この業界特有の解雇であろうと、自ら”真っ先に貴方にお知らせします”という姿勢を示すことが重要である。

例えば年賀状にしてもクリスマスカードにしても年がたてばたつほど数も増え、面倒くささも半端ないのだがそれでも”私は貴方を重視しています”という気持ちを伝える、、、というか”振り”をするためにも熱心な挨拶が、貴方の道を大いに開くことであろう。

ビジネス書を読みまくるより、挨拶しまくったほうが出世は早い

ちなみにうちの社長はハーバードMBAでDistinctionをとっているが、本当に1000枚を超えるクリスマスカードを書き、その対象は社員のみならずセクレタリー、パートタイマーにもおよび、サインだけでなく一言を肉筆で書いている。

退職時に自ら一人一人に挨拶をすることは、人間関係をマネッジするうえで極めて重要だ。

ビジネスの多くが人間関係でなりたち、それの基本が挨拶であることを考えると、ぶつくさ自己啓発のビジネス本を読みまくって無駄なセミナーに行きまくるより、狂ったように挨拶しまくる方がビジネス成功の近道だろうな、と強く思う今日この頃である。

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