
他業種(コンサル・弁護士)からプライベートエクイティ業界転職時の志動動機
プライベートエクイティ業界に転職したい人は、弁護士や会計士、コンサルティングファームや投資銀行出身者が多い。これはひとえに、仕事でプライベートエクイティ業界に接するので、その「あまり忙しくなさそうだが面白そうで儲かりそうな仕事っぷり」が目に見えるからでもあろう。
またこれらの業界からPE業界へ転職する人が多いので、誘われやすいという背景もある。もちろん、プライベートエクイティ業界で働くためのスキルが一部身についているからでもある。
ただ、面接でほぼ100%聞かれる「なぜプライベートエクイティ転職志望なのか?」という問いに、答えられない人が実に多い。
投資銀行出身者はせいぜい、経営もやりたいんです、、とか言うことが多く、コンサルは「3か月や半年ではなく、長期的にコミットして経営をしてみたいんです」みたいなことを言う人が多い。弁護士は、仕事で関与したプライベートエクイティ案件が面白くて、、などと言わざるをえないことも多い。
ここで重要なのは、抽象化するとどうせ皆、同じようなことを言わざるを得ないのだから、その具体論レベルの面白さと、面白くもない具体論を深い洞察でPE向けの面白い教訓、そして志望先のファンドの戦略的特徴に合致した話にするストーリーテリングが重要になってくるということである。
このストーリーを説得力あるものにするには、個別具体的でユニークな原体験を語ることがたいてい求められるが、その原体験は幼少期に遡った人格形成レベルのものから、直前のプロジェクトで痛感した業務上の原体験まで様々ある。
ここで問題は、あまりにも多くの人が、自分の中での売りになるストーリーがたくさんあるにも関わらず、それらを散々深堀りしてこちらが突っ込んで聞かなければ話されることが無いということである。また逆に、誰でも言えるような、抽象的で表層的な「志望動機」を語り、説得力ゼロで沈没していくのである。
ストロングキャリアでは無料コーチングで、貴方の個別具体的なストーリーのどれが退屈で(大抵8割くらいは、退屈で的外れな話をする人が、MBBだろうがGSだろうが実に多い)なのかを、極めて率直にお伝えしている。
また逆に、御自身が面接で話そうとは思いもしなかったどんなストーリーが、志望動機や10年後のビジョン、強み・弱みを語る面接のストーリーとして強烈な威力を発揮するのか、御自身も驚くほどの引き出し力で、これら業界で勤務する諸先輩方がキャリアコーチングを提供しているので、奮ってご相談いただきたい。