外資系投資銀行の激務の中で、働き続けるモティベーション3大パターンとは?

  • LINEで送る
外資系投資銀行の激務の中で、働き続けるモティベーション3大パターンとは? - アイキャッチ画像

厳しい環境下で働く者のモチベーションの源泉は何なのか。投資銀行の激務に耐えられる人の、働くモティベーション3大パターンを論じます。

外資系投資銀行の激務の中で、働き続けるモティベーション3大パターンとは?

投資銀行の激務をこなせる人のモティベーションパターンその1が、企業戦略や財務戦略を学ぶことが、奴隷制度もびっくりな激務をこなすコストを上回っているタイプである。

たしかに非公開内容を多数取り扱うことから客先企業、それも日本を代表する大企業の裏側について詳しく知ることができることだろう。

優秀な人材が揃っているIBDでは人一倍知的好奇心が大きい者が多いので、ハードワークの中においても彼らの向学心は縮小することがない。

どんな仕事においても必要な、日々行う全てから学びを得ようとする姿勢はIBDとて例外ではないということである。

逆に、単なる高給とエリートっぽさに(2020年代、投資銀行をエリート職と思ってる人は恐竜と化してきているが・・・)憧れではいってきた人は、たいてい長続きしない。

実際は大手町か六本木のビルにへばりついて深夜まで細かい書類作成やエクセルワークをするという精神的・肉体的コストが、自分の好奇心の方向性と合っていないのであれば、この意味でのモティベーションを感じることはできないので、キャリア再考を促したい。

常に働いていたい~忙殺されることで出てしまう、「必要とされている」感のドーパミン

投資銀行の激務をこなせてしまうモティベーションの危険な二つ目のパターンが、”承認欲求”型である。

つまり、どれほど過酷であろうと、上司に褒めてもらい、周りに必要とされる状況が脳内快感を呼び起こし、必要とされる感覚の為であれば自分のすべてをささげるように、特殊進化を遂げてしまったパターンである。

なお、承認欲求が強いだけでなく、承認されうる強みを持ち合わせていなければ、このパターンのモティベーションは維持できない。

本来強みであるべき”細かさ””正確さ”をいかんなく発揮できる方は、おおざっぱで細かいミスが多いタイプの、「承認されたいけど向いていない人」に比べ、投資銀行の激務をモティベーション高くこなす可能性が高いだろう。

M&Aマニアである

これがたまに存在するニッチな第三パターンなのだが、M&Aディールをするのが、なぜだか3度の飯より大好き、というパターンだ。

M&Aに関する知識量が膨大、ある案件を見ていながら企業価値評価をしていたら1日が終わってしまっていた・・・という根っからのM&Aマニアが一部存在する。

そういった者にとってのIBDは日々の研究結果を実践できる場であり、またとない天職となりうる。

たいていMAで活躍したら次はPEに移るのがかつての成功パターンだったが、中にはPEに移ったが投資先のモニタリング業務に興味がなく、ディールをやることだけに特化したくてMAに戻っていった人も中には存在する。

ちょっと普通の人はついていけない感覚だが、この人は平日も休日もいつ見かけてもサスペンダーにクレリックシャツ姿だ。

おそらく幼いときにみた映画「ウォールストリート」にすっかり感化され、自分がその業務を行っているということ自体が脳内で大量のドーパミン、ないしエンドルフィンを出してしまっているのだろう。

以上、投資銀行の激務をものともせずに頑張れてしまう人たちの、モティベーション3大パターンを書かせていただいた。

逆に、このどれも自分のモティベーションになりえないという人は、長期的に生き残るのはこういう人だと心得て、短期的にスキルを学ぶのは良いとしても、一生勝負しようとは夢にも思ってはならないのである。

コメントを残す

*

CAPTCHA