浪人に留年、学歴がヤバすぎる高齢学生の、残念なコンサル志望動機とは!?

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トップティアコンサルファームを目指すうえで、学歴コンプレックスを抱える人は少なくありません。おまけに浪人+留年で、東大でもないとなると、よほど留年してまでなさったことがすごくない限り、トップティアの外資コンサルではもちろん不利です。よく浪人や留年中に何をしていたかが重要だと言う方もいらっしゃいますが、残念ながらたいてい、「ろくなことをしてなかった」という現実が多いのもまた事実なのです。以下では、外銀・コンサル・法曹と、その選択肢も危うさを感じるご相談内容と回答を紹介いたします。

浪人に留年、学歴がヤバすぎる高齢学生の、残念なコンサル志望動機とは!?

早稲田大学法学部Hさんより質問

現在、浪人で早稲田大学法学部に入学し、留年も決定しているのですが、このような学歴(経歴)が、外資系投資銀行または戦略コンサルファームを目指す上で障害となることはないでしょうか。

キャリアのプランとして、外資系投資銀行または戦略コンサルファームで実務に携わり、機会がればビジネススクールへの留学を重ねて、ビジネスのプロフェッショナルとしての道を考えています。

しかし、外資系投資銀行または戦略コンサルファームへ入ることが絶望的に厳しいのであれば、専攻を活かし日本のロースクールへ入学、修了を経て法曹サイドからの、ビジネスへ関わる可能性も考えています。

気持ちとしましては、早いうちに実務経験を積みたいと考えているため、外資系投資銀行または戦略コンサルファームを中心に就職活動を行うつもりであります。このような考えについて、何かご助言があればよろしくお願いします。

留年していた時に、何をしていたかをどう語るか?

浪人に留年が重なるとそれだけですと経歴上のハンディです。しかし、それを説明するような力強いストーリーがあれば別です。一年浪人程度ですとまだ一般的ですが、たとえば留年されたのは何をされていたからでしょう?

ここで書かれている内容とその迷いっぷりからして、これでは”大した理由なく留年したのでは”と勘繰られてしまうでしょう。

”ポジティブ留年組”の、留年理由は、迫力と真剣度が違います。NPO活動に従事してフィリピンに学校を作っていた、ですとか、単位認定されない大学との交換留学でイランで一年過ごしていた、ですとか、休学して、視野を広めるべく一年世界中を周っていた、などの「ユニークさ」を感じさせる理由があれば別です。

ちなみにこれらは実話で、彼ら、彼女たちはゴールドマンやPEで活躍しています。しかも感心なことに、このフィリピンのNPOに、卒業後15年たってもまだ携わっているのです。就活対策用の、”なんちゃって課外活動リーダーシップ”とは、一線を画していることが見て取れるでしょう。

これに対し、単にさぼっていて浪人・留年となったのでは、ピカピカに輝く経歴の学生さんが押し寄せる当業界ですと、かなり足切りに近いレジュメだと思います。

学部の専攻なんかに、将来の選択肢を狭められてはいけない

なお進路の方向性を選択するにあたって、学部での勉強をもって「専攻」とみなし、それに進路を引きずられるのは正しくありません。

これらの業界において、学部時代の専攻が職務上有意な差別化を生むことはほとんどなく、あっても当初数か月のOJTの間にその差は消えうせてしまうのです。

御相談内容からして、オプションとして挙げられている3つの仕事の業務内容をまだ理解しておらず、ご自身にとってどこが向いているか、自分が目指したい方向に成長したりキャリアオプションが広がっていくかが、かなりぼんやりしていると感じました。

”とりあえずコンサルか金融か、専攻で学んだ法曹・・・”などと仰っていると、”2歳年をとってるわりに、その分成熟しているわけでもなさそうだ”という、”残念な高齢学生”レッテルを貼られかねません。

真剣に自分に向き合い、楽しみながら活躍できる選択に近づかれることを祈念しております。

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