PWCコンサルティング徹底解剖10大特徴~総合系代表格はアップオアステイ?

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総合系コンサルティングファームの代表格、PWCコンサルティングを、他のコンサルティングファームと比べたときの10大特徴について解説いたします。

PWCコンサルティングの10大特徴とは?

PWCコンサルティングは総合系BIG4の一角として日本でも近年急成長しています。以下では他のコンサルティングファームと比べたときの10大特徴を記載します。

①急拡大につき、転職者が多い

PWCは業績好調につき組織の急拡大が続いており、大量の転職者が働いています。中途転職者がマイノリティ感を感じずにすむ半面、結果的に社内の統一的なカルチャーや愛社精神は希薄な傾向があります。

②アップオアアウトではなく、アップオアステイ

人員不足もあいまり、アップオアアウトで解雇されることはほぼありません。ときにはディモーションされる人もいますが、総じて希望すれば長らく働くことができるコンサルティングファームです。

しかし政治闘争で過去の経費を引っ張り出されて、”このプロジェクト経費になんでキャバクラ代がこんなに入ってるんだ”などとやり玉に挙げられて解雇される上層部がいたというのは某ファームの某パートナーの話ですが、この手の話は、外資系コンサル政治闘争あるあるです。

③ベースは低めだが、ボーナスが高め

PWCはベースサラリーは競合比(サイズ的にもポジショニング的にも、デロイトトーマツコンサルティングが社内でライバル視されています)低めです。しかし年収の4割に迫るボーナス比率は、業界の中でもかなり高めです。

④組織が大きく、インダストリー軸とソリューション軸で分かれている

小規模コンサルティングファームと異なり、産業ごとにチームが存在し、また戦略、オペレーション、組織、ITと、ソリューションごとのチームも存在します。

組織カルチャーとしては自由にイニシアティブを発揮できるチームがある半面、極めて日本的、ドメスティックカルチャーのチームも存在し、統一的なカルチャーは希薄です。したがって、自分に合うチーム、案件、上司の元で働くことが重要になります。

⑤昇進が遅め~5段階構成(入社時の給与交渉が重要)

組織はパートナー、ディレクター、マネジャー、シニアアソシエイト、アソシエイトの5段階です。各ランクに上がるスピードが総じて遅く、若いタレントが外部に転出しがちです。これは人数が多く、上が詰まっていることも影響していると予想されます。

また入社後の昇進や昇給が遅いので、入社時に前職スライド式で提示される給与に対し、全力で交渉することが重要になります。

⑥グローバルファームだが、日本は総じてドメスティック

マネジャー以上は英語力が求められますが、総じて日本語環境であり、マッキンゼーやベインのように英語なしでは組織に居場所がない、社内コミニュケーションも英語が基本、という状態ではありません。

基本、ドメスティックカルチャー(金融チームなど一部外国人が多いところは除く)と思っていただいて結構です。

⑦純粋な戦略系は、買収したStrategy &の領域

総合系の中では、デロイトがモニターを買収したのと同様、ブーズを買収し、Strategy &という、世界的にセンスのない改名と揶揄されている戦略コンサルファームを有しています。(ブーズはブランドの高いファームでしたが、この買収と残念な改名で、業界内でのポジションを下げる結果となりました。)

⑧上層部は政治闘争が激しい

大規模ファームにありがちな問題ですが、パートナー間の売り上げ競争や政治闘争が一部で激しく、政治闘争に敗れて退社を余儀なくされる人もいます。

政治センスのない人(例えばメール一つ見て、なぜこのメールにはあの人はCCされていないのだろう、などの細部でダイナミクスに気づかない人)は、シニアアソシエイトまでの兵隊クラスから上の活躍は難しいので、ご自身との適性フィットを見極めましょう。

⑨仕事は忙しく、人生=仕事に

プロフェッショナルとしての成果にはこだわるカルチャーなので、仕事は忙しく、人生の大半が仕事になります。ご自身のライフステージと求めているライフワークバランスを鑑みて、本当にプライベートを犠牲にできる状況かどうかを見極めましょう。

⑩高級派遣業と化した役職も多い

総合系4社に共通する特徴ですが、業績拡大をけん引しているのはクライアント先の常駐案件です。これは社会の人手不足が深刻化するにつれてさらに需要が増えるので、今後も需要の高さに引っ張られた高級派遣要員採用が増加します。

入社後に”戦略コンサルとしての仕事ではない”と期待外れで後悔しないよう、入社時面接で自分がアサインされる仕事のイメージを極力合わせておきましょう。

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