コンサル転職で成功する人・転職失敗する人~「他人と上手く絡めるかどうか」が大切

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戦略コンサルティングファームに転職したいと思われている方へ。コンサル向き・不向きについて説明します。そもそも転職する必要があるかも含めて、考える助けになれば幸いです。

コンサルに転職されたのち、それが是と出る人、非と出る人が当然います。それはコンサルとしてのパフォーマンスにくわえ、そこで得られるもの、またコンサル後のどのようなキャリアに栄転(ないし転落)するかで判断できます。

コンサル転職が吉と出る人の特長

うまくいく人は、コンサルに行ったからこそプロジェクトマネジメントや資料の作り方といった基本を学び、また様々な大手クライアント企業の重役と人脈を結び、またグローバルコンサルティングファームに入れたからこそ、次のプライベートエクイティや条件のよい、かつやりたい仕事の布石となった人たちです。

コンサルが向いている人に必要なのは、

①プライベートの時間の分けめなく、新たな課題の解決策を考えているのが好き(好きこそものの上手なれで、この作業自体が好きでないと、結局競争に勝てないものです。なお、プライベートをなくしていつまでも働け、という意味ではなく、単にコンサルという仕事の一連の作業が好きかどうか、ということです) 

②人に好かれる・信頼される(クライアントに対しても、社内クライアントであるパートナーおよび同僚に対しても、好かれる人でないと社内で浮いてしまい、プロジェクトに参加させてもらえなくなります) 

③将来のキャリアビジョンとコンサルの関係性に納得感がある (仕事時間も長いので、結局勝てる人は、いまやっている仕事に納得感がありモティベーションの高い人です)

コンサル転職が凶と出る人の特長:”他人と上手く絡めない”人は、コンサル転職しても活躍できない

逆にコンサルに転職しなかったほうが良かったのでは、という人は、そもそもコンサルに向いておらずいつまでも昇進できず、社内からも煙たがられ、扱いにくい人になってしまい、プロジェクトも干されてひたすらビーチになり、いわば”負け組”コンサルタント同士で傷をなめあい、最後は転職が難しくなる40前になったのに、特定の分野でエキスパタイズがなく、しょうがないので素人相手の経営塾みたいなものを細々と始めるケースもあります。

「賢いんだけどコンサル向いてないひと」の典型的特徴は、人と働くことが下手で、人に任せられず、信頼できず、他人のモティベーションを高められず、仕事の全体観をきちんとコミニュケーションできず、他人と上手く絡めず、自分一人で出来る仕事しかありつけなくなってしまう孤独型の人です。

自分の適性を見極めるのは、どの職業に転職するにしても重要

どの業界に転職するにしても、特に20代後半になっていると、次の一歩が自分にフィットが高いかどうかを見極めるのは非常に重要です。

コンサル転職は、優秀な同僚とのネットワーク、レジュメ上の信頼性、プロジェクトを回す力など多くのモノが得られ、満足度の高い転職になるケースが多いです。ただし向いていない人は、本コラムで述べたような向いている人の特徴を持ち合わせておらず、”単にエリート業界でかっこよさそうだから”などという”入ること自体が目的化”してしまっており、実際入社しても大して活躍せず、その割に長居してしまうものだから、本人も活躍できないし、会社側も扱いあぐねて困る、という状況に陥ってしまいます。

コンサル転職したあと、向いてないなら向いてないで、決して長居し過ぎて「本当にフィットの高い仕事の機会」を逃してしまわないよう、目先の仕事だけでなく機会費用を考えて、くれぐれも「コンサルは素晴らしい仕事だが、自分に向いているのかどうか」をきちんと見極めましょう。

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