2020年初頭のコロナショックで、12年という超長期のブルマーケットに終止符が打たれました。多くの企業が採用をフリーズするなか、プライベートエクイティ業界に目を向けると、ファーム毎に大きく明暗が分かれる展開になっています。とあるファンドは2020年初頭までの高すぎるバリュエーションで買い込んだポートフォリオのマークダウンに苦しみます。反面、ブルマーケットでエグジットと次号ファンドレイズに成功したファームには、大きな機会が訪れます。その実態を、以下に解説いたします。
ドライパウダー
プライベートエクイティ業界の基本知識・用語まとめ7ポイント
プライベートエクイティ業界で使われる様々な聞きなれない用語。業界内部に入ると当たり前の知識でも、面接の段階では知らない・聞きなれない単語のオンパレードになりかねません。ドライパウダーやドローダウン、Jカーブ効果やPEファンドの利回り・目標リターン、ヴィンテージやPEファンドの上場の是非など、プライベートエクイティ業界の基本を理解するための基本知識・重要用語の解説をまとめました。御参考ください。(写真はプライベートエクイティ転職対策テキストより抜粋) 続きを読む
2024年末プライベートエクイティ転職機会が急増中の意外な理由とは?
インフレ高金利続き戦争などで世界のプライベートエクイティ業界のエグジットが冷え込む中、日本のプライベートエクイティ業界はエグジットとファンドレイズが順調に進み、ファンドレイズに成功したPEファームは積極的に採用しています。トランプ再選でヨーロッパは低金利、アメリカは高金利に向かうと思われるなか、セクター次第ではM&A、プライベートエクイティ投資環境が好転し、ファンドレイズが再び活況を呈してきました。他方コロナ局面でライトオフが複数生じたファンドは、資金調達も投資も採用も下り坂で、退社も続出です。