外資系投資銀行面接で売るべき強み3大重要パターンとは?

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投資銀行の面接では必ず「強みは何か」が聞かれる。この強みはもちろん、腕力に自信があります、や、数学が得意です、などとアドホックに言うのではなく、業務の特性とそこで活躍するのに必要な資質にリンクしていることが望ましい。その求められる強みを解説しよう。

外資系投資銀行面接で売るべき強み3大重要パターンとは?

投資銀行での面接で避けたい、独りよがりな自己PR

外資系金融機関(に限った話ではないが)でよく聞かれる「あなたの強みはなにか?」という質問に関してだが、付け刃の英語力や持ち前の「コミニュケーション能力」を振り回そうという学生諸君は、この節を読んで本当によかった。

というのも、10中8,9、”リーダーシップです””コミニュケーション能力です””数学に強いです”などと、班に押したような同じようなセリフを、具体的ストーリーの裏付け無く表層的にアピールして上滑りする人が多いのだ。

貴方が面接で言う「強み」は、投資銀行での業務理解に基づく「強み」になっているか?

投資銀行部門での面接では、必ず「あなたの強みは何ですか?」と聞かれる。
この時、たいていは質問を通じ、一年目のあなたに求められる役職をうまくこなせるかどうかをチェックしている。
「自分は役に立つ」と思ってもらいたいあなたは、当然、一年目の仕事に結びつく強みを訴えなければならない。

ここで「投資銀行業務(別に調査部でも債券部でもアセットマネジメントでもいいが、とにかく志望部門の業務内容の)内容の理解」が「 売るべき強み」とリンクしてくる。
何をするのか分かっていないと、何が強みになるのか分からないではないか。

投資銀行で求められる資質①:上司の要望に合致した完璧な書類の作成

例えば、実際に一年目の投資銀行部門アナリストの職務8割を占めるのが“書類をパーフェクトに用意する”という作業である。
そこに求められる能力はプレゼンが上手かったり、人との話が好きだったり、統計解析が得意だったり、夏休みに10カ国を旅した好奇心などではない。

いかにシニアバンカーの要望を正確に把握し、つまらないフォント修正を朝3時までできるか、パワーポイントの形を整えることができるかということだ。
また、細部への正確さは投資銀行で最も重要な武器となる。

投資銀行で求められる資質②:ダブルチェックを怠らない

あなたは深夜の1時にサウジアラビアの**油田の潜在埋蔵量を調べて、各油田のガロン数をエクセルに明朝までに打ち込め、と言われるとしよう。
運良くドバイオフィスの同僚カーフィザデー・アリが数字を教えてくれた。
しかしソレが正しい情報なのか確証が持てない

あなたはOil Investors’ Magagine,石油油田時報、ブルームバーグ、ヤフー、その他様々なソースを何重にも調べ、自分の数字をJustifyできるまでベッドに入りたいなどとは決して思わない。

つまるところ、ダブルチェック、トリプルチェックを怠らない慎重な性格でなければ、性格的にそもそもフィットがない可能性が高いということも肝に銘じておいていただきたい。

投資銀行で求められる資質③:「チームワーカー」かどうか

ここで三つ目にあげるが、行動特性として一番重視されるのが「チームワーカー」かどうかだ。ここでカッコがついているのは、チームワークの意味合いがあくまで会社都合だからである。ズバリ、自分のプライベートを犠牲にして、滅私奉公できるかどうか。クビになっても訴訟起こすとか面倒なこと言わずに、「これまでありがとう、レファレンスチェックだけよろしく」と大人な対応ができるか。これらの従順性は、いちおう会社が「セルフスターターを探しています」「リーダーシップのある人を探しています」などという、業務の実態と乖離した宣伝文句より、はるかに重視される行動特性である。

あなたは、上司が求める資料を思い通りに作成し、ミスがないかダブルチェックを怠らず、そして自分のプライベートややりたいことを犠牲にして、振られた仕事を全力でこなす人かどうか― これがあなたの性格上向いているかどうか、ないし将来やりたいことの修行として納得して頑張れるかを重々自問しよう。

そして若い時代の貴重な数年を過ごしたいかどうかを、他のオプションと相対的に比較して自分で納得したうえで、決断していただきたい。

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